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生活保護について今まで深く考えたことはなかったですが、この漫画を通して様々なケースがあることに気付かされました。購入して良かったです。

生活保護という社会制度を自ら理解しようともせずに自分の物差しで保護を受けている方々を見てきていたこと、どんな状況であれお互いの一生懸命を見つけることができる人になりたいと思いました。漫画で生活保護制度を学ぶことができたこと、有りがたく思います。

生活保護の仕組みについてよくわかる漫画です。不正受給は僅かであり、生きるためにセーフティネットを利用をすることは何も悪くないというメッセージがしっかり伝わってきました。セーフティネットの利用を阻むのは、それぞれの人の中にある偏見なのだろうと思います。この漫画が世の中の偏見を少しでも減らすことを願っています。

生活保護のことを詳しく書いた、漫画です。不正受給ばかりがクローズアップされてますがほとんどが適正な受給ですのでお忘れなくということに強調された話だと思いました。

以前ホームレス支援のHPを見たら、女性は性的な関心を引かない服装でくるようにわざわざ書かれてあり、生々しいなと思いました。このマンガのように綺麗事だけではないです。生活保護についても、本作では善良で働き者の家族が誰が見てもやむを得ない理由で受給し、バッシングする人間は「各種手当てで優雅に暮らすシングルマザー」や「病気で働けないはずなのにパチンコ三昧の受給者」をやり玉に挙げる。どちらも例がOKとNGの両極端で、議論が噛み合わないだろうなあと思う。その中間の受給者が一番多いのではないのかな。親族が工面して送ってくれたお金を収入として申告するか？って、調べられなきゃ黙っておこうと思いますもん、大概の人は。

こちらを読むまでは正直私も「生活保護を受けるなんて、怠けてたからじゃないの」と思ってました。でも、普通に生活していても人生何が起こるかわからない。収入が途絶えた時に生きることを諦めなくてはならない状況に陥ることもあるんだ、そんな状況を救うための措置こそ生活保護であるということがよく分かりました。この漫画、周りにも勧めたいです。