『鬱ごはん』

ダイエットしたい人は読めばいいよ！まずそうなごはんがいっぱい☆一人で別においしくもないものを何かしら作業しながら食べるのが一番と思っている私には、親近感わきまくりでした。家族で友達と社交的にきれいな美味しい温かいものをゆっくり食べることばかりが快楽ではないよね。孤独にぼそぼそ孤独と自分のクズさ加減を味わうのもいいものですよ。

常に悲観的な考え方をしてしまう人や孤独感に苛まれ過ぎている人は、安っぽい感動ものよりも、この漫画みたいな「ああ、こんな思いを抱いているのは私だけではない」と思わせてくれるような鬱々とした話の方が何よりの癒しになるのではないでしょうか。ただ、この漫画の主人公は卑屈さ自意識過剰さが一周回って鋼メンタル化しているので、読めば以外と前向きな気持ちになれるかもしれませんね

全力で無気力に生きるフリーターが飯食ってるだけ。作者のインテリっぷりがちょいと嫌味に感じるけど、それがなぜだか心地良い。主人公の「動き出そうとしてるけど動き出せない」ように見せてその実、「動き出そうしてるんだ！と自分自身を何とかだまそうとしながら、やっぱり全然だませていない」シニカルな態度が妙に身につまされる。達観しているようで、根本的にはマヌケな、なんだかかわいい鬱野君に幸あれ。

いろいろ食べ物は出てきますが、本当に食欲なくなります。偽りなく。期間の長短はともかく、鬱々した時にはこういう行動をしたり、思考をしたりするんじゃないかなぁと思うので共感ポイントはあるはず。

鬱の話だけに、読んでて暗くなってくる。あと、ページが多すぎて読んでいて疲れた。

精神的に不安定だと自意識過剰になりやすいという事を思い出させてくれる漫画。共感できるシーンもあるが、病的に人の目を気にする主人公が痛々しすぎる。「食べる」という行為をここまで汚らしく描写する漫画は珍しい。

読んでいて気が滅入りそうなマンガでした。食事がどれも美味しくなさそうで、食欲がなくなりそうでした

グルメ漫画なのにこんなに食事意欲が下がる漫画は初めてです。

昔 週刊誌で読んだ人だ❗まだ漫画家で活躍されててちょっと嬉しい。それにしても神経の鋭い人だね。小説のほうが向いてそうな内容。くらい。

これ読みながら夜ご飯食べました。こんなに飯をまずそうに表現できるのはすごい！美味しい料理も視点を変えればこんなに気持ち悪いものになるんですね。ところどころ笑いました。