レビュー一覧

面白かった！正反対でウマが合わない二人。反発し合いながらもお互いを認めていく過程が丁寧に描かれています。ホテルマンの仕事ぶりもなかなか興味深く読めました。直感で突っ走って甘噛みしたがる大型犬を待てさせているかのようで、とても好みの二人でした。扉を開けた後の可愛さもたまらなかったです。

私的に、受コンシェルジュはもっとクール（というか穏やかに？）でいてほしかったかな。攻の挑発やからかいを真に受けてキャンキャンわめく感じは、なんか想定外でした。あと、受の生真面目さを考えると、初エッチが勤務時間中に起こったトラブルの直後、攻に連れ込まれた勤務先ホテルの客室でってのは、ちょっと違和感がありました。

好きです。生真面目な受けに絆されていく攻め。話も読みやすく引き込まれました。ラブラブ後のお話も読みたかったです。

大好きな作家さんなのと、設定が好みだったので購入。安定の面白さです。仕事に誠実な受けの人間的魅力で一冊読ませた感があり、それに比べると攻めの魅力やお仕事感は、やや薄め。面白いのでいいんてすけどね。

堅物受けと攻めのモテ男カップルです。奔放ながらも思慮深さのある和喜田の一途さを倉原がいつ受け入れるか歯がゆいやりとりが続きますが、それも楽しめる作品です。

恋愛要素だけでは無く、人間関係やホテルの仕事も楽しく読ませて頂きました。受けは仕事は出来るのですが、真面目で堅物、クールビューティな見た目とは裏腹で自分に自信が無く、かなりコンプレックスがあり、攻めの完璧さに嫉妬したり、憧れたりします。攻めは、イケメンでハイスペックな自由人。そんな攻めが時折見せる弱さにもキュンとします。お互いに違う理由で特定の恋人は不要というスタンスです。見所はそんな2人が恋人になるまでの過程ですのでＨは最後だけです。ここか！と思うところでもいたしません！なかなか良い焦らし具合でした。心理描写が丁寧に書かれていて所々に甘々なキュン要素もあり楽しめます。ただひとつ、焦らしは好物なのですが、受けが余りに鈍感？卑屈…？な所があってちょっとその表現が自然では無いかな〜と思いましたので、★ひとつマイナスです。