レビュー一覧

気になっていた作品なので読んでみました。はっきりいって７０年代特有の強引さがありますが面白いです。よくも悪くもこの強引さが気にならなければおすすめです。

子供の頃読んで強烈に記憶に残る漫画でしたので、もう一回読んでみたくてここでレンタルしました！全巻通して一気に読んでみましたが今見ても結構面白いなぁと思いました。勿論、今の目で見ると色々と辻褄が合わなかったりおかしな点が多々有ったりするのですが･･･そこは「漫画だからいいじゃん」で良いと思います、なにぶん古い作品ですからね。あと当時の少年漫画としては絵がとても綺麗で端正な印象です、女性キャラは今見ても可愛いと思います。

「怨みをはらせと、俺の小指が疼くんだ！」　凶悪犯の脳味噌を移植された少年（イケメン）の、必殺仕事人的復讐譚です！　少年誌に連載されたのは、４０年以上前じゃないかな。でも、今読んでもなかなか面白いです。なので、ホラー好きな若い読者さんには、このジャンルの名作としてぜひ読んでほしい。　望月あきら先生の作品はドラマ化されたこともあってか『ゆうひが丘の総理大臣』（コメディ）なんかが人気ですが、私の印象に強く残っているのは『カリュウド』の方です。主人公が耽美っぽい美形だってことも理由のひとつですけれど。狂犬病を扱った話や鯉が出てくる話など、ずーっと記憶の片隅にありました。もう一度読みたいなと思っていたところ、こんな形で再会するなんて！　電子書籍の良さでもありますね。Ｒｅｎｔａさんありがとう。

半世紀も前の作品であるが、絵柄が大変にしっかりしているせいか、恨みに対する復讐をメインテーマとしているせいか、あまり古さを感じさせない。半世紀前は医学はこのような方向に進歩を遂げると考えていたのだな という事がわかって面白い。しかし復讐譚というのは時代を超えた永遠のテーマなのだな。

設定がぶちギレていて良かったと思います。ただ今一つ物足りなさはありました。

おっさんですが、中学生の時に見た表紙のイメージが最近になって思い出し（脳裏をよぎり）ｒｅｎｔａで見ることができて大変嬉しいです！！（正直興味本位でみたくなったので）＾＾；何十年もたって作品を観た感想ですが、良い意味で・・・ショッキング！！！　うわー！すげー！って思いました！時代劇の必殺仕事人みたいに、晴らせぬ恨みを持って殺された人の代わりに人知れず恨みを晴らしてあげる代理人（エージェント）北十字良の強い存在感に見入ってしまったです。それと望月先生のキャラ人物像のイメージとはとても似つかないダークなキャラで少女漫画のような爽やかかなキャラクターのイメージがあったのでこのカリュウドを観るまで望月先生の作画だとは知らなかったので面喰いました！！とにかく作品内容が過激！！なのでビックリ面白いという感想です！！数少ない掘り出し作品にお目にかかれて感無量です★五つ付けさせて頂きました。

望月あきら先生と言えば、TVドラマ化されました｢サインはV!｣と｢ゆうひが丘の総理大臣｣の印象が突出して強いですが、半世紀前に｢週刊少年チャンピオン｣に連載されていましたこの少年漫画も両作品に負けないくらいに素晴らしい内容でした。脳腫瘍に冒されました主人公の｢北十字良｣と言う男の子が｢死刑囚｣の脳を移植されて｢この世に恨みを残して死んでいった善良な人たち｣の恨みを晴らすと言うあらすじは勿論ですが、｢無実の罪｣で死刑に処せられました｢宇部順吉｣とやはり｢無実の罪｣で死刑判決を言い渡された精神的なショックで自ら命を絶ちました｢江戸周五郎｣の印象が僕にとっては強烈でした。｢悪事千里を走る｣とはまさにこの少年漫画のために作られた諺ですね。