レビュー一覧

愛の無い結婚だけどベッドの相性は良さそうだ、等とのたまうヒーローが、本当は弱くて、ただ愛を失うことを恐れていたというのは、なかなか心温まる発見でした。お話はその相性の良い寝室と、期待しては失望するヒロインの繰り返しで結構しんどかったのですが、終盤の対話はヒロインの包容力が感じられて、我慢して読んで良かったです。ところで、表紙の写真の男性がちょっとシュワルツェネッガーさんに似ていて、この人で想像するとなかなか面白い。

愛情表現の少ないゲイブには呆れるわ。やきもちは焼くのに、、女性は言葉が必要なのに、全く何も言わない。私ならあの状況で愛し続けるのは難しいなぁーもっと早く逃げ出しているかも。ロマンス小説としては今一つだったかな。デイビッドなんてもっと最悪。女性の敵だわ。この小説には心温まるロマンスは期待せず読んでください。