レビュー一覧

結構わたしの萌えにはまって、楽しみました。攻め目線オンリーでストーリーは進みます。当初、学生×学生カップルですが、時間が流れて、企業した社長×ギャルソンっていうカップルになります。BL小説ーオレ様、っていうタグがついていますが、この社長さん、どんなに受けのことが好きかを繰り返し、繰り返し語るので、全然オレ様じゃない印象を受けます。単純なストーリーですが、結構ツボに入って楽しめました。イラストが入っているともっとよかったです。

攻めザマァな展開です。あんなに健気な受けを散々振り回して、肝心な時も気付かず傍にも居てやらず、そういう意味ではクズです。でもその後は必死で働いて、いつでも電話に出られるようにしていたり、金銭面で苦労しているであろう受けを助けられるようにお金を貯めていたり、一緒に住めるように部屋を準備していたり。ある意味攻めも健気ですね(笑)。受けよりも攻めの方がずっと深く愛してたんだと思います。自分から気持ちがなくなるのが怖くて確かめずにはいられなかったんでしょう。でも攻めがしてたことは最低です。なんとか思いが通じあって良かったですね。できれば受けの周りに嫉妬してハラハラする攻めをもっと見たかったです。

かなり読み応えがありました。話の序盤、攻めの不誠実な態度には腹が立ちましたが、最後の最後に心からの謝罪と苦しい胸の内が見えたのがよかったです。受けの健気な姿には本当に涙でした。

攻めは受けには一途です。でも、受けに対する愛情表現があまりにも稚拙で、とことん傷つけてしまいます。受けが姿を消したことで、やっと自分のしでかしたことに気づき、追っかけるストーリーです。ずっと攻め目線ですすみます。本気の恋はみっともないというのを、攻めが体言してみせます。俺様、ザマーという、ある意味、王道です。私的には、もっと攻めをみっともない状態にして欲しかったので、★は４。

攻めが、ヒトとしてどうなのよっていう…。過去の報いを受けて、もっともっと焦れて欲しかったかな。

身勝手Ｓっ気な攻と健気受の復活愛なんですが、単純にこの話だけ見るなら、面白かったです。が、作家さんファンとしてはう~ん…またこのパターンかぁ…と、ちょっとマンネリ気味です。何だかアレとかソレと似たり寄ったりだったので個人的には★3かな~。作家さんファンじゃない方が読むなら、 楽しめるかと思います。

この攻めはヒドいなー。今まで結構ヒドい攻めを見てきましたけど、どの攻めも同情の余地があったり、芯から悪人ではなかった気がするんです。でもこの攻めは情が全く感じられない。病んでる訳でもない、確信犯の嫌な奴。もういっそ清々しいくらい笑ジャンルとしては攻めザマァなお話に入るんでしょうけど、ザマァが到底足りない。

結局、受けの大杉くんは攻めの峰岸くんのどこがそんなに良かったのでしょう？…という疑問は残りつつ、面白かったです。酷いヤツである峰岸くんが「もう一度やり直そう（お前もオレのことまだ好きだろ？ニヤリ）」と、復縁を申し込むも、「お断りだ！」とされてしまう話。でも、やっぱり最後はハッピーエンド。なんで？？と思いつつ、「そうでなきゃ！」と思う私もいる。でも実際ドMでもない限り、こんな攻めはお断りだ！だけど（笑）

大好きな浮気ものですが、攻めの自分勝手ぶりにイライラしてしまいます。受けがほんとに恋人つくってたら、ちょっとせいせいしたかも。健気な一途受けがこれから幸せになってくれたらなぁと思わせる作品でした。

峰岸がサイテー過ぎてムカムカ…（怒）　大杉が気の毒過ぎて落涙しかない…　私的には萌え要素ナシです。攻めが子供っぽいにもほどがある。償う意味でももっとラブラブになってからを濃く書いてほしかったです。