レビュー一覧

何でもないような日常を切り取った題材のヒューマンドラマの様な作品集。計8本の短編集なので1作品ここで終わりかーという所で終わってしまうのでせめて後日談が欲しかったです。あと結構前の作品？が多いせいか当時の流行語とか昨今とのズレが気になってしまいましたｗエロ描写もとくにはありません。　個人的にストーリーは好みでした。

BＬ王道の攻めがイケメンエリート女にモテモテ、受けが普通の後ろ向きな みたいな設定でなく、攻めも受けも全てスペックは普通です。BＬというより、現実的なゲイの評価のされ方、現実的な事を突き付けられてるなみたいな話のような感じでした。短編ばかりの物語りでした。ネタバレですが、最初の話はノンケ主人公の会社の後輩がゲイで恋人を交通事故で亡くしてしまい、結局会社を辞め田舎に帰り、実家家業を継ぐために見合い結婚するという話。先輩主人公が、その後輩の会社を辞めるから今から過去までを思い返したりして、後輩かに 頑張れ。とエールを送る話。恋愛感情も全くないし、友情的？な話でした。あと普通のノンケ高校生が陸上部のスター的な男、(デカくて筋肉もある）のと知り合いになり、ゲイであり好きな同級生がいると相談され、意中の同級生との架け橋をするが、意中の男は女好きでヤリチン。結局、陸上部の男は意中のヤリチン同級生に、ゲイとバレて、ハッキリ拒絶され、主人公が慰める話です。これも恋愛感情など、お互いない関係でした。

正直わけがわからない話が多かったです。結局何が言いたかったの？という感じ。陸上部の男の子の話はよかったけど、それくらいかな。絵の感じが好きだったので残念。

評価の低さに手を出せずにいたのをキャンペーンで。内容があるのだと思い込めばあるようにも思えるけど、みたいな一冊。描かれたのはだいぶ昔だったりするのでいろんなところに時代を感じますが、一番それを感じるのは不快な表現が多いこと。他人を傷つける言動が普通の話としてあちこちにあるんですけど、今は病み系のお話だってこんなに不快には感じないもんね…。普段意識しないけどたしかに時代は進歩したんですね…。

95年発行とのことで、絵柄と雰囲気、あの頃のイケメンってこんな感じだったよね、というまずは懐かしさに襲われました。そして内容はなんとなく同人誌っぽいなぁと。観念で読ますというか、ストーリーを把握するというより"空気感"が全面に出てる作品集だと思います。面白い面白くない以前にその空気感が合う・合わないが強く出そうな気がします。内容は「男を好きにっちゃったけどどうしよう」がテーマの話が多かったかも。そこからは進まないというか、好きになったのが男なんだ、で終わり。あとなんとなくオシャレ、な感じ。そういうところもやっぱり同人誌っぽいなと思いました。

あまり面白くなかった。コレはBLに入るのかな？絵は、まあ、読みやすいかな。

なんだか心がザワザワする、そんな作品が盛り込まれてます。何か、投げかけられて、答えは自分で出すっていうか。自分の価値観が揺さぶられるような。答えがなかなか出ない、落ち着かない、そういうものを抱えていける人には、とても面白いんじゃないかと。

短編集。おもしろかったけどBLカテゴリとして読むと物足りないお話がほとんどでしたが専門学校同級生二人の「まひるの星」はちゃんとBがLしててヨカッタです。

短編がいくつか…どれもよくわからないままでした。

最初の話の早坂さんにイライラしてしまい、亡くなった人の事を、その友達の前で笑って話す神経にムカムカしました。気分が悪くなるストーリー展開なのと、結局何が言いたいのか分からない話で読まなければ良かったです。