レビュー一覧

この先生の世界をしみじみ堪能できました。これからも楽しみにしています

『雨柳堂夢咄』を17巻まで読んだので、同じ話の重複とパロディーでしたね。６００ポイント支払ったので期待したけど、内容は？だったので高かったわ。

波津先生のきれいな絵は本当にうっとりします。柚月がおいかけてきたものが一区切りつく漫画も載ってます。

雨柳堂シリーズのみと思い購入しましたが、他の作品も数点入っていました。雨柳堂シリーズは読破しているわけではなく、こちらに入っている作品は読んだことのない作品ばかりだったので良かったです。重複してしまう可能性があると思いますので、あまり読んだことのない方にしたい気持ちと、どうせなら雨柳堂だけの話が詰まった本の方が読み応えがありそうでそちらをお勧めしたい、、、気持ちです。いずれにしても面白かったです。

雨柳堂も英国シリーズもどっちも好き！！中でもお気に入りのキャラは唐津の子供とチャイニーズのお茶の精！そして雨柳堂を実写化するなら、蓮のイメージは羽生結弦さんですー。

釉月と青二郎の後日談が読みたくて購入しました。他にもデビュー前後のことが詳しく語られたインタビューやデビュー作の再録など興味深く読みました。特にインタビューは、かつての金沢に於ける同人誌事情（坂田靖子さんとの関わりとか）、そして早逝されたお姉様 花郁悠紀子さんのことなどに触れられており、とても充実した内容だと感じました。★マイナス１なのは、やはりこのような形式の本は紙媒体の書籍向きだと改めて実感したからです。カラーページや写真で構成されたページ、そこに重なる細かなキャプション等々は紙の本でこそ本来の良さを発揮するものですね。

この手の記念誌は先生のファンには意味のあるものですが、本編を読んでいるだけの私には借りる意味はなかったです。

成長した釉月の物語が一番お気に入りです。大先生の作品が再び読めてとても嬉しいです。たとえ連載が終わってしまっても、雨柳堂はきっと今もどこかに存在し続けるんだろうなぁ。この漫画に出逢えたことに感謝です。

いつも素敵なお話と漫画引き込まれてしまいます。骨董屋さんから幻想の世界へ誘われてしまいます。お爺さんと孫の二人が良い味わいを醸しだして二つの世界の橋渡しをしてくれます。この巻も読み応えのあるお話ばかりで大満足でした。

満足のボリュームでした。さすがの大御所先生のロングラン作品で、安心して読めました。