レビュー一覧

好きですが、たまに作者のタカビーな言動にいらっとします。怖い話コンセプトの作品にもかかわらず、毎回怖くない〔怖がる方が変〕と前置きするのも微妙。寺尾玲子さんシリーズのように、きちんと説明、落ちをつけることもあまりないんで、半端な読者体験漫画に過ぎない、わりに偉そう。辛口になりましたが、まあつい読んでしまいました。

霊能系のものが好きでシリーズ三作借りました。加門さんが主役で、本人が話すようなスタイルで進んで行きます。こういう系の作品は、怖いだけでなく読むとほっこりしたり、疑問が解決したり逆に疑問が増えたり…と色々ですが、この作品は加門さんの気性の荒さに疲れます。霊能者系の読むものを読み尽くして来て、このシリーズにたどり着き読みましたが、特に好きではない。読み終わったあと、気性の荒い友達と会った日と同じくらい疲れます…本人と画担当の方の相性が良くないのかな？なんか疲れます。

歴史好きには、面白い作品なんだろーなぁ。私は、あんなり面白くなかった。あと、この主人公、心の中が親切じゃない人と感じた。基本、霊能者のお話は、霊能者が多少おせっかいで、親身な人じゃないと、つまらない作品になりがち。

日本らしい雰囲気のある話だな本当にありそうだな

元々ほん怖雑誌の方で読んでました。私自身は結構ビビリなので、不思議で知らない事に突っ込んで調べに行く加門先生は本当に探求者なのだな、と羨ましく思います。ですがこれは4巻まであるはずなのですが、3巻に該当する鬼神来訪の怪編が無いのはどうしてなのか？何かオカルトめいた原因なのか！？と想像してます笑

ストーリーは面白いものもあるんですけど・・・なんか主人公の方が意地悪な気がしました。こういう霊感ものって霊能力者の人柄が良くないとちょっときついです。

●彰義隊の回を読みました。資料館がなくなってしまったと知って、地味にショックでした。本をレンタルする前にレビューを読みましたが、評価の低い人は「漫画に出てくる加門さんのキャラクターについていけない」っていうのが多かったですね。たとえば──敬い畏怖すべき存在を蔑ろにする人に対して、心のなかで「馬鹿」と罵り、助けの手を差し伸べなかった場面など。そうする理由は本のなかに書かれてはいるのですが、それでも「注意してあげればいいのに」と彼女の振るまいを意地悪く感じる人がいるのも無理ないことです。私もどちらかというと、そっち側かなあ。／　●実は加門さんの作品は小説の方も結構読んでいるのですが、こちらでもその気があるのです。物語は面白いのに、主人公が霊的なものに対して悟りの行動（冷めたリアクションともいう）を取るため、読んでる方が恐怖の世界に百パーセントのめり込めないのです。「私一人怖がって、馬鹿みたいじゃん」と自問したりして、しらけてしまうというのか……。★ひとつ少ないのは、そのせいです。

20年くらい前の作品なのでしょうか。昔よく読んだ心霊マンガみたいな語り口調が感情移入できず未消化。作中で同行者をバカ呼ばわりしているところや、心霊などと言う不確かな物を知らないことに対して驚くほど上から目線の発言が目立ち胸くそ悪い。

不思議な力がまったくない自分には、こういう世界が見える人がうらやましくてしかたがありません。でも、実際に体験すると怖そうなので、マンガで読むのが一番かも。

作家の活字の作品も良かったですが、漫画の方もとても良いです。