レビュー一覧

四宮さんのファンタジー(というよりオカルト？ホラー？)ＢＬだなんて……借りるしかない！と思って正解でした。主人公の平子君はこれといって特徴もなく「誰かに似ている」とよく言われる大学生。「誰かに似ている」ことは「誰でもない」こと……？不思議な力の働く昭和テイストな現代ファンタジーものでした。ファンタジーといっても魔法とかではなく、妖怪系。お約束ながら、妖しい力に魅せられたり欲に囚われたりしてしまうヒトが一番怖いよねっていう。バイト先の鑑定士の上司カップルも素敵ですが、天花寺君イケショタ攻め！きゅんとしました。平子君は最初から最後まで、正直言ってつかみ所のない人です。「主人公に共感できないと！」って読み方をされる人には向かないかも。とは言え、ふんわりとした不思議な作画と世界観は素晴らしいです。ラブストーリーとオカルト要素が４：６くらいの割合だと感じました。ガツガツしたＢＬではありませんが、その分だけ色っぽいシーンにドキドキします。

うわぁん面白かった。・゜・(ノД`)・゜・。第一話を読んだ時点で「これはずっと読んでいたい！」と思ってしまいました。単に霊感少年の話、ではないです。むしろ本人は何も知らない笑けれど、彼を取り巻く人達が彼を愛して守ってくれる、ホンワカした要素があります。ホラーというか、少し怖い系、呪いとか？そういうのは出ますが、突飛すぎず、あまり理解できなくても面白いです。チサの設定がまず面白いですね〜。エロはあんまりエロくないけど、むしろエロはジャマなレベル？で話が面白い。でもあの人とあの人のエロが少しあってハッピーを感じた〜。もっと読みたいなぁ。

うーん、ごめんなさい。私には合わなかったみたいです。私はストーリー重視なのですが、これはストーリーというストーリーがないというか、どれも中途半端でハラハラもせず、、、私に理解力がないのか、意味が理解できない部分もけっこうありました。この作者はこういう作風なんだと思うんですけど、はっきり言って、ただ乱暴に曖昧にしているような感じで、心理描写とかかなりゴーインで雑でした。。。恋愛感情だって、いつ生まれたのよ？ってかんじだし。高評価がまったく信じられません。皆さんは一体どこが面白いのだろう。ふんわりした雰囲気かな？でも、ふんわり雰囲気があってストーリーもちゃんとしてる傑作がたーくさんある中で、この作品はそれらに遠く及びません。

誰かと似た絵、どこかで読んだような設定。作者の好きな作品が何なのかはよくわかりましたが、好きなものが作者の中で消化しきれていないので、ただの二重二次創作みたいです。話の作り込みも浅く、読みづらい。サンプルを読んで、元ネタがわかる方は購入を再検討された方が賢明です。

小難しい民俗学的オカルトなのに容易に世界観に入っていける！作者さんの手腕を痛感させられます。主人公の平子くんは出生の秘密からフンワリしている心もとない感満載の幸薄げな感じに魅力を感じます。また天花寺くんがまだ幼いのに男らしくてカッコイイ！是非大人編も読みたい・・・！平子くんの雇い主鈴島と魚住もイイんです。もう好みのカップリングが違うとかそんな事抜きにして読み終わった後に満足感がある良い作品だと思いました。

一度目よりも読み込むごと深い印象に残る作品です。

面白かった〜。一般のBL的なloveを期待するとちょっとアレ？ってなるかもしれないけど、ＢがＬするんじゃなくて、人間同士がＬするってかんじ。そこにもののけ系の話も関わって面白い。もし作者さん初めての方は、普通のＢＬ期待しないで、普通の漫画読もうと思って読み始めた方が楽しめるかも。

サンプルを見て絵が気に入ったので借りてみました。大正解！高評価も納得。すっごく面白かったです。なかなかない設定だし、このほんわかした絵で妖かしの話っていうのがまた良いですね。読切り連作のような形になってますが、それと同時に主要人物４人の過去や、深い縁が語られていきます。切なくて悲しくてでも優しい。きちんと話が練られているし、展開や流れもすごく上手だと思います。ラストもいい。天花寺くんの「さいてい！」「ふけつ！」が可愛くて良かったです(笑)これ単行本も買お〜。

作者買いです。これはこの作者さんの作品だと「てのひら怪談」のような雰囲気で、一本主軸のストーリーがありつつ周囲の不思議ないくつかのお話で形作られている作品です。メインは「誰にも似ていて誰でもない」平子くんの自分探しの物語。Ｌ要素は薄いのですが、私は可愛さの裏にある色気も感じますし、絶妙なストーリー展開で解き明かされる背景にもドキドキします。誰でもなかった平子くんが自分を取り戻したあとのラブシーンはほんと、心に沁みわたります。作者様お好きな方にはお試しいただきたい作品です。

ずっと心に残ってるって感じではないんだけど、なんか面白かった。流行り物より変わったもの、独特な世界観好む方はオススメなのではないでしょうか。あっさりしてて軽い気持ちで読めました。