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マナビノクニ
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2022-08-26
大好きなお話。コドモとオトナの真っ只中という、最高に扱いにくいお年頃の少年たち。自分の気持ちがつかめずにイラつき、ムカつく。その挙句の自己嫌悪。優しくされると腹が立つし、強がってみせれば、余計に寂しくなる。でも、みんな一生懸命に生きていて、愛おしい。オムニバス仕立てで、塾に集まる生徒たちが、先生も含め、それぞれに心を許せる相手を見つけていく。その様子がひたひたと涙腺を刺激。特に、最終話に登場する冬馬の駄々っ子ぶりの理由がリアルで泣けます。番外編で少年たちのその後が紹介されるのも嬉しい。人物の見分けにちょっぴり苦労しましたが、2、3度読めば大丈夫。何回も読み返したくなる1冊です。是非。
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子供の頃、一番仲の良い友達が一人がいればいいやって感じで一人の子に執着して、すごく狭い世界で生きていたけど、その世界に他人が入ってきて少しずつ世界が広がり、人間関係の難しさを少しずつ学んでいくって感じのお話です。そこにほんのりBLが入っているという感じです。