レビュー一覧

ヒロインの雇用主ががまさに女帝って感じで楽しかったです

痣というコンプレックスから救われて、恩人に尽くそうとする姿や、不幸な子供や傷を持つ大人たちを整形で救おうとするヒロインの健気さが良かった。ヒーローのひどい仕打ちを良く許せたなと思う。

絵の感じからホラー！？かと思って読んでいたらサスペンスでした。信用していた人に騙されていたヒロインと共犯だと思い込んでなじるヒーロー。ヒロインは何も知らされずそれでも誠実に自分の仕事をしてたのに。ヒーローのご都合主義にはちょっと嫌気がさしましたが、ヒロインにきちんと謝罪して本当の姿を受け入れたので良かったです。

ロマンスよりサスペンス色が強いです。ヒーローの過去や家族を思えば強引にでも何とかするのは当然だけど、ヒロインを利用したのに過去を知るまで信じないのはどうかと。ヒロインは辛い経験をして裏切られても、真っ直ぐに生きる女性。だからこそ、すぐにはプロポーズを受けようとしなくともヒーローを憎みきれないのも納得です。最後はヒーローはヒロインの全てを愛したので良かった。

人間って欲が深いもの。いつまでも若く美しい姿でいたいという気持ちは分かりますが、ほどほどがよろしいですね。

曽祢先生買いです。ハーレクイン小説のビジュアル化に成功しているかどうかが、レビューのポイントだと思いますが、私は成功していると思います。現実には起こり得ないロマンスの夢がみられて、どんでん返しがあって、で普通は満足でしょう。細かいアラには目をつぶって楽しむ類の作品と思います。

サスペンス色が濃く、後半に入ってもヒーローがヒロインを疑ってかかっているので、ロマンスを求めて読むのは厳しいかも。ヒロインが一度は彼のもとを去ったのも当然のことと頷けます。信じていた人に裏切られても立ち直り、医療技術を役立てる道を探し当てることができたヒロインが素敵。ラストのヒーローの手のひら返しは少々もやっとしますが、プロポーズしたくなる気持ちはわかります。

こんな感じで一緒になったカップルの場合、結婚後のケンカの度にモヤモヤしそう。

ロマンスもサスペンスも中途半端な感じです。

あまりロマンスの雰囲気はなかった。どちらかと言うとサスペンス色が強くて恋愛の甘さはその後。男の言動が途中まで結構ひどくてイラっとした。