レビュー一覧

後半、D4が登場してからの話が個人的な好みに合わない。いや、ストーリーはおもしろいし、結末もなかなかいいし、作者がリキを入れてこのエピソードを描いておられることはわかる。D４のキャラにも魅力を感じる。しかし、慎悟の学習能力のなさと、その場その場の気分でしか行動できない幼さにイライラしてしまうのだ。第一シリーズでは、彼の単純さや素直さがまだ可愛く見えたが、そのあと少しも成長しないので次第に嫌悪を感じるようになった（わたしだけかな？）結局全部読んでしまったけれど、手元に置くのは７巻まででいい。特におもしろかったのは Mission１の傭兵たちとの旅、それに Mission４の核爆弾を運ぶ話だった。特に Mission４では、ムサシ個人の超人的な能力だけでなく、UBの隠れ家についての描写もありおもしろかった。Mission７ではムサシが男ばかりの刑務所へ潜入するが、ここは男女とも収容する場所にして、ムサシが女として収容される設定にしてほしかった。どうせ絵空事のストーリーだといっても、身体検査もあるはずの刑務所で男を通すのはあまりにもリアリティーがなさすぎる。男子校に入り込むのとはわけが違うのだ。それに女の姿であっても、このストーリーは成り立つはずだし。

シリーズものなので、前シリーズを読んだ人は、続けてズルズルと購入しちゃうパターンが多いかも。ありえない設定ですが、スーパーマン的な感じで引き込まれて行きます。

前回シリーズから好きで購入しました。今回も鮮やかに事件を解決するだけでなく、主人公ムサシが事件に巻き込まれた人に対する心遣いやセリフが素敵で読んでいてとても気持ち弱かったです。一巻以降でも関係者が別の事件に後からでてくるので、読み続けている人にとっては嬉しいです。シリーズ後半には、大切なあの人がメインで話が進み新キャラも登場して、一気に読み進めることができました。新キャラとの今後の展開がとても楽しみです。

ムサシシリーズの中でも一番好きです！これだけは全巻揃えました！

全く何度同じ目に遭えばいいの、慎悟。でも、好きなエピソード・好きなシーン・好きなセリフが必ずひとつはあって、読みごたえのあるシリーズです。

映画のような、読後にジーンと余韻が残る素敵な作品です。高い画力で人物はもちろん、背景まで丁寧に書き込んであるところが更に感動を高めます。脳内で勝手にナレーションの声が入り、蝉やひぐらしの鳴き声も聞こえてくる、正に「Beautiful Summer Days」とでも名付けたい感じのシリーズです。

空と慎吾の友情を書いたこの作品よかったですよ。赤い馬のトップ2番と3番だった男も消しちゃったし。慎吾が自分が死んで空が生きて欲しいと願ったこともよかったですね。

いつもと違うムサシシリーズ！最高でした。感動します！

このシリーズは好きですが、今回は特に面白かったです。好きなエピソードが多く読み応えがありました。他の方には少し不評な慎吾の件ですが、私は空というキャラがとても好きだっただけに凄くのめり込んで読みました。慎吾の行動や選択は浅はかではありましたが、愛ある慎吾らしくて良かったと思います。お勧めです！

どの物語もわくわくしながら読んでます。知ったのが最新刊からですが、遡って読んでも過去が判って面白い。