レビュー一覧

先日紙の39巻を読んで1巻から読み返したいと思ってたとこだったので早速購入。う～ん、初めて読まれる方には1巻を乗り越えるハードルが高いかもしれませんが（1巻久しぶりの私にも厳しいものがあった）巻を重ねるごとにただのコメディではない硬派な内容は読み応えがスゴイですよ。非常に良く練られたストーリー展開と緻密に書き込まれた画を楽しみながら各国の歴史と政治経済を学べてしまうので学生さんはもちろん、ニュースの政治的背景を理解する一助になるので大人にもおすすめです。スパイ映画や小説が好きな方にも是非。長寿漫画なので最近の少佐と伯爵は長年連れ添った夫婦みたいな関係なんですが、そういえば出会いはこんなだったと思うと感慨深い。

学生の頃大好きだった作品です。周囲が少佐ファンばかりで、伯爵ファンの私はいじけておりました。連載再開後の作品も借りてみましたが、絵は昔の方が綺麗な気がします。頭身が短くなり、顔が伸び、目と目の間が狭くなった。あと、やはり昭和の画風ですね。エロイカでそう感じたのは少々ショック。漫画の彼らはせいぜい30代のまま。現実世界の時間は容赦なく流れ、自分はとっくに２人の歳を追い越し、世界は激変しました。イギリスはEU離脱、ドイツは移民政策で混乱。少佐や伯爵はどう感じているでしょうね。

renta!さんには怒られるかもしれませんが、この漫画は「プリンセスコミックス」で買いそろえるべき本です。というか私はそろえてます。初期は少佐も伯爵も等身が不明という昔の少女マンガにありがちな作画なんですけど、だんだんだんだん・・・等身が・・・現実化していきます。私は３巻～１２巻あたりの絵柄が一番好きです。長い年月で絵柄が変わるというのは、有名な漫画家さんではよくあり、マンネリした内容に飽きることも大有りなのですが（某エジプトマンガ・・・）、この漫画だけはキャラへの愛が揺らぎませんね。やっぱり少佐ですよ、少佐！！永久に続いてほしいです。他の方も書いておられるのですが、１巻は他の巻とはかなり色が違います。けれど、少佐と伯爵の出会いは「かぼちゃ」があってこそなので（読んだらわかります）、やはり読むべきでしょう！

2巻からが本番です。大切な事なので、繰り返します。2巻からが本番です。

うおーついに「エロイカ～」が電子書籍に！なんだか感動です。サンプルをご覧になる方はぜひ２巻からどうぞ。１巻は参考にならなさ過ぎるｗ（嫌いじゃないけど）

古いマンガなので、１巻と２巻はクセがあり過ぎてついて来れない方も多いと思います。３巻で面白さが分かったらトリコになる事間違いなし!少女漫画と呼ぶのは失礼だなと感じるほどのスケールの大きさ!独特の世界観にどっぷり夢中にさせられます!

結婚するときに実家に置いて嫁いでいったら家族に捨てられてた……初恋の人少佐にもう一度会いたくて電子で購入。なぜでしょうね、昔はエーベルバッハ少佐がすごくかっこよかったのに、今読むと伯爵も素敵……。余裕があって大人の男性で、男色家だけど女性にも優しい（ような）。ふたりのイケメンが丁々発止するこのコミック、やはり面白いです。最高！

男性にも女性にもおすすめできます。世界を舞台にした本格的なスパイものでありながら、怪盗エロイカとNATOの少佐のユーモラスなかけあいも楽しめます。お洒落で贅沢な作品です。最初、読んだときは、有名な小説家にも負けないストーリー展開に驚き、ひきこまれました。こういった、レベルの高い良質な作品はなかなかお目にかかれなくなってきました。

紙本を持ってるクチですが、こういう風に電子書籍になってリアルタイムを知らない世代の目に触れる機会が増えるのは素敵なことですね。連載の長い作品ですので、後半あたりのイメージが強い人は1巻の絵柄やノリは「え？ほんとに同じシリーズ？」と面食らう可能性もありますが、実際は長い時間をかけて緩やかにその時その時の社会事情などにも合わせて変化してきているんですよ。私は「イヴの息子たち」（前作…というか重なっている時代もありましたが）も大好きだった私にはあの辺のノリも大好物なんですよね。（そういえば、Renta!さんには「イヴ〜」ありませんね？ こちらもあわせて読んでいただきたい傑作なのでラインナップに加えていただきたいところです。）とにかく"少女漫画"の中でハズせない名作なのは間違いありませんので、「名前は知ってるけど、読んだことないなー」って人も是非一度レンタルで良いので読んでみることをおすすめします。

実家で久々に見たら、２１巻以降は買ってなかったっぽい…。ダイナミックで面白くて知的で、すごい漫画です（ただし１巻を乗り越えるのは少々ハードかも）。３～１２巻くらいは特に、有無を言わせぬ面白さがあります。５巻で、原潜の二段ベッドの上下に寝る二人にドキドキしたのを覚えてるな～腐の兆候か。思えばこのあたりの少佐がいちばんセクシーだったかも。あんなに大人で憧れだった彼の歳をワタシは軽～く飛び越えてしまった。続巻もいつか読みますので、作者さまと少佐と伯爵にはどうかいつまでもお元気でと願うのみ。