レビュー一覧

気が強くて負けず嫌いで人間嫌い、斜にかまえた都会育ちの女の子ミノリが、両親の離婚で父方の祖父母のいるド田舎に預けられます。純朴な田舎の子供達、村の子供から魔女と呼ばれる祖母、不思議な気配のする森。最初は田舎が嫌いで、父からも母からも捨てられたとひねくれ、（一方的に）周囲から孤立していたミノリですが、森の精霊の存在を知り・・・。精霊たちや自然、周りの人々とのふれあいで内面から変わっていき、やがてミノリは祖母の後を継いで森の守り神になることを決意します。最初、画風は諸星大二郎似でリアルタッチと思いましたが、話はますむらひろしにも通じるところのあるファンタジーでとても好きです。特に精霊たちが可愛い。まだレビューがないけど、読んだ人少ないのかな？私は気に入って続編「ミノリの森の四季」も購入しました。

ちょっと大人版トトロ？のような世界です。単純な子供の感動体験で終わるのではなく、現実の汚い大人の都合などきちんと表現されており、面白くてついレンタルしてしまいました。読んだ後は、とてもスッキリして癒されたような気持ちになります。

ジブリの世界ですね〜。ちょっとどこじゃない凹み気分で読んだら、悩んでるのがバカらしくなるくらい純粋！元気でましたっ！

すごくよかった。近年はこういう自然の匂いや手触りを感じさせるような作品は減ったけど、これは古い叙事詩のような、苔や木々や水の匂いが伝わってくるかのような作品だった。昔の集落の宗教や巫女、自然と共に生きる暮らし。味わい深い話で、続編を読むのが楽しみです。

ファンタジー。森の神秘と生活が密着してる感が素敵。絵も素敵。田舎暮らしの自然と共に生きる生活を崇高にとらえられる。古き良き日本の神話の世界の現代版って感じ

自然と精霊がとてもマッチしていて、不思議と惹き込まれました

子供の想像力や等身大の悩みを田舎という開放感が解き放っているなあと思いました。独特の空気感のある作品でした。

この先どんな展開になるのかな？ トトロと千と千尋を足して二で割った感じ。

ステキなお話でした。ジブリっぽいけど、パクリではなく、一つの作品として受け入れられました。主人公の成長と、作者の伝えたいことがコンパクトにまとまっています。やや、コンパクトすぎますが…。読んで損はしないと思います。

なんだか不思議なお話でした。独特の世界観がいいですね。ただ無期限レンタルするほどでもない。いやでも一見の価値ありですよ、これは。