レビュー一覧

心がほっこりするような、静かなお話だと思いました、一気に読んでしまうのが勿体無いけど読んじゃった、ページ数が終わりに近くなると、もっとこの二人を見ていたいという気持ちになります、話の中に度々手話の様子が書かれていて、自分もそういえば昔、学生時代に手話を少し習い、もっと本格的に習いたいと考えていた事を思い出しました、初めての気持ちに戸惑いながらも相手と向き合い、お互いの気持ちを確認し、ゆっくりと体を重ねていく所が初々しくていいなぁと思いました、最後のセリフがいいね元道かっこいいよ

最初から最後まで受け目線、受けの一人称で語られているので、今まで女性としか付き合ったことのない攻めが、過去に女性とトラブルになったことがあるというだけでセクシュアリティが変化するのか？ 受けのどこに惹かれて恋愛感情を抱いたのか？よくわからなかった。恋愛的な意味で長らく兄を愛してきた弟が アッサリ諦めすぎなところも物足りなかった。

受けの主人公に聴覚が障害があるという設定でしたが、この芳朗がひたむきで健気、しかし芯のしっかりした魅力的な人物で惹かれました。攻めは性格の真っ直ぐな男性らしさが素敵でした。受けに惹かれてゆく描写がもう少しあったらより良かったかな！弟の兄への報われない思いを吐き出したあたりに山場がありましたが、あっさりと想いを引っ込めるあたりはさらりと描かれすぎていたような気がしますが、それ故に重苦しくなく読めたのかなという気はします。

盲目って本当に気持ちで克服できるものじゃないです。

文章やお話の流れもとても穏やかでゆったりしていて、芳郎と元道の距離の縮まり方もじわじわとしながらでホンワカと癒される反面、少し退屈に感じてしまうところもありました。(その場の空気感はとても好きだけれど)でも、弟がかえってきてからの半分以上進んでからがちょっと不穏な気配がしだして。個人的には近親相姦については特に拒否感もなくむしろ好きなので、無理だろうなあとわかってても拓郎にも想いを成就してほしかったなーと。長く守って想ってきたし、彼にも幸せになってほしいよう。可哀想になってしまいました。

初めての作家さんです。優しいゆっくりな話でした。もっと弟が絡んで三角関係を期待していたのに、少し残念でした。

障害をもつ主人公のお話。文書の表現も美しく、とても読みやすいお話でした。弟の執着愛もありましたが、結局いい奴なのでドロドロはないです。

とてもいいお話でした^ ^購入して正解です。耳が聞こえない受けの子が、明るくて元気な年下の攻めの子と親しくなり…恋に発展して…って感じで純粋な感じでよかったです^ ^

いいお話でしたーーー。何か心が洗われるような。。。障害のある芳郎を、それに負けない強さと芯があって穏やかでしっとりとした魅力的な人物として描いているのが良かったし、一見チャラい弟の同級生元道の人間性がまた好感が持てる設定でした。じっくり、ゆっくり時間をかけて距離を縮め、友達から恋人へ一歩づつ階段を登って行く感じが良かった。ようやく結ばれたシーンも愛に包まれた描き方で美しかったです。弟の兄に対する溺愛ぶりが一瞬脱線するけど嫌悪するほどではないし、最後はいいやつだったのでこれまた○でした。ピュアラブって感じです。