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ゆとり教育、ニート、引きこもり、虐待、ホームレス等、ストーリーは現代社会への風刺に添って単純明快に進んでいきますが、主要人物達が皆ある意味ピュアで、最後は思わず目が潤んでしまいました。昔この作家さんのホラーを読んだ気がしますが、この作品は単純なホラーではないですね。
ホラー漫画が好きで、サンプルの続きが気になりレンタルしました。良作です。絵柄はホラー系ですがグロ過ぎず、重いテーマを登場人物のギャグを挟み込むことで軽快に読ませてくれます。一話完結の構成ですが、最終話に向かってきちんと伏線が回収されていて読みやすいと思います。各エピソードに出て来るのは、自信を失い後ろ向きに生きる、まさに主人公の犬と同じような人ばかり。今、心が折れそうになっている人に読んでほしいなあ。
読むほどにオンや奈美ちゃんが可愛くなってきます。ギャグとシビアな内容とほのぼのさが絶妙のバランスで、台詞のやりとりも面白かったです。絵にも独特の凄みがあって惹かれました。家政婦さんの話は、痛々しくて哀しかったです。現在1巻とのことですが、続きを楽しみにしています。良かったので、他の人に是非おすすめしたいと思います。
引きこもりの青年が、事故にあったときに犬になって、憧れの彼女に飼われるようになった、というお話です。一言でまとめるとそうなのですが…いろいろな人間ドラマがあってしんみりします。「いらないから」と老犬を保健所に連れてきた飼い主を、主人公の特技で犬にしてしまった話など。自分を捨てた、犬に変身させられた飼い主を、老犬はいたわって、老衰で死んでいく話など…。何度も読み返したくなる本です。
面白い!濃くてお耽美な絵柄と病んでるキャラだけ見てたら救いがない暗い話なんだけど、病んでるキャラだから吐き出せる発酵したセリフが爆発的な笑いを産み出している。二巻で終わってるのがもったいない佳作です。続けて欲しいなぁ。無理やりにでも(笑)
少し、怖いところがあるお話でしたが、ひとという生物について考えてみては?と・・・問いかけられたような内容でした。なのにしっかり笑いのツボをついてくる作品でした。
一巻無料で何気なく読んでみて続きが気になり一気に二巻まで全部読みました。48時間レンタルでは物足りず今回購入しました。何度も繰り返し読みたくなる奥深い作品です
1巻の途中までは、このまま事件→解決→次の事件…と、たんたんと進むだけかと思いましたが全2巻の間でちゃんとまとまっているし、ハッピーエンドとは言い切れないまでもスッキリしました。主人公が最初から異性としてでなく、人なつっこい犬のようにヒロインを愛していて笑えます。
捉え方によって、評価が二転三転する作品だと思います。人間が犬に変わるシュールさもさることながら、次から次へと現れる歪んだ人間達(見てくれも凄いです)、これらが犬に変えられてしまうと途端に毒気が抜けたように普通の犬になる所が面白い。まるで、人間としての生き方はダメダメでも、身に余る欲望を振り払えば楽になるんだよと言っているような、奇妙な優しさと諦念が滲みます。これを救いが無いと取るかどうかで、好き嫌いが分かれるでしょう。無理矢理人間であり続けることに拘らなくても良いんじゃないのと言われているようです。ニート君が犬のオンとなってからは、寧ろ飄々と負け犬人生を謳歌?し、師匠又は兄貴分のネンと共に時にはツッコミまくり、時にはイジられまくりしつつ、何だかんだで成長してさえ行きます。最後のオチがアレだったのは少々可哀想でもありましたが、今までの経験を経て、彼がもう少し上手く生きられるようになっている事を願います。かなり深刻な題材を扱ってもいますが、主人公が犬である故に、読み手側には適度な距離感が保たれて、一緒に泥沼に引きずり込まれるような感覚にはならないのが巧妙です。ヒロインはやや記号的な嫌いはありますが、次第に人間味を獲得して行くので、まあそういうものかと。ヒーロー役の位置にいる彼は、この先の人生もスイスイ泳ぎ渡って行くのだろうなあと思わせる割に、何故か憎めないキャラに仕上がっています。絵は醜悪な表現もありますので、耐性が無い方は要注意です。気分良く読める漫画ではないかもしれないけれど、不思議な爽快感がありました。暫く経ったら読み返してみたいなあ。
犬や動物と人間の違いはなにか?を考させられた作品でした。白い犬は人間になることができるというセリフが作中にあります。私は学生時代、仏教を少し学んだのですが、輪廻の考え方では人間が最上位であり、そのふさわしい生き方をしないものは、来世で犬畜生になると考えられていました。オンがかみつくことで、犬となった彼らは、罰をあたえられたのでしょうか?私は、やり直すチャンスを与えられたのだと思います。現世なのか、来世なのか違いはあれど、二巻のラストはそういった意味での希望に感じました。この作品に出てくる事件は、身近ではないにしろ、現実にありそうな話ばかりです。むしろ、現実の方が耳を覆いたくなるような酷なものもあります。犬や動物は本能のままに生きています。だからこそ正直でまっすぐで純粋ではありますが、何かを変えようとはしません。できれば現状維持、もしも現状悪化したとしてもそれを受け入れてる。一方、人間は、変えることができる知恵も力も与えられています。だからこそ、己を律し、よりよい世の中になるよう、努力しなければならないのではないでしょうか。私は子育て中の看護師ですが、理想と現実はやはり違うもので、心折れそうになることもたびたびですが、この作品を読んで、ならざんとする母親像であったり、看護師像に遠いとはいえ、寄せていくことが人間の証明なのではないかと思いました。人は人として生きてこそ、はじめて人となる。そして、いつでも今から始めることができる。内容は社会風刺の暗いものかもしれませんが、私は作者からそんな前向きなメッセージを感じました。
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ゆとり教育、ニート、引きこもり、虐待、ホームレス等、ストーリーは現代社会への風刺に添って単純明快に進んでいきますが、主要人物達が皆ある意味ピュアで、最後は思わず目が潤んでしまいました。昔この作家さんのホラーを読んだ気がしますが、この作品は単純なホラーではないですね。