レビュー一覧

分かりやすい傲慢シークのヒーローと、文化や風習が違う外国女性のヒロインのお話です。ヒーローは弟が気に入っていたヒロインが、ずっと気になっていたんですね。でも、祖父の事や自分の立場から、愛人とか言い出して強引に物事を進めています。ヒロインがヒーローから逃げようとしたことで、砂漠で暮らすことになり、二人の関係も変わっていきます。とは言え、弟もアレだしヒーローも傲慢だしで、最後は流されないヒロインが格好良い。ヒーローも、ヒロインを失う危機に考えが変わりすぎて、何なのお前としか笑王道のシークものでした。先生の絵も素敵です。

ヒロインを兄に寝取られた元婚約者が可哀想に思いましたが、すでに結婚して妻帯者ならヒロインをいくら好きでも諦めないとね。ヒロイン自身が2人以上の妻を持つイスラムの慣習は受け入れられないと先に言ってるんだから。それにしても、かつて金目当ての女に痛い目にあったというヒーローが具体的にどんな目にあったのか、ちょっと知りたかった。

主人公カップルともに あー言ってみたり、こー言ってみたり…　さらには気持ちの部分で 一体なにが本当？と問いかけたくなるくらいに一貫性がない…　察してちゃん構成は読みづらいです。（泣

激しい恋愛が多いハーレクインでも、こんなに激しく盲目的なのには滅多にお目にかかれないくらいの激しい恋愛です。ヒーローは弟の婚約者であるヒロインを拉致して強引に自分のものにしてしまいます。館には彼女のために揃えた身の回りのものがあふれ、何年も前から計画していたらしいことがわかります。まるで映画の『コレクター』の犯人の青年を彷彿とさせる怖さがあります。それなのに、彼は彼女とは結婚する気は無い、愛人になれというのです。ただ一人の愛人になるのと、二番目の妻になるのとどちらがいいのかは分かりませんが、どちらもごめんですよね。二人が考えを改めて正式に結婚することになったから良かったのかもしれませんが、この先彼がどんな夫になるのか不安でたまりません。ヒーローの性格が極端すぎてついて行けそうにありません。

2001年に発行された本となっててビックリです。最近のシーク物、アラビアン物の雰囲気はこの頃から今も変わってないのか…もしかしたらこの頃の方がエキゾチックな魅力は徹底してたかも。ヒーローは黒髪でたくましく、ヒロインは色が白く華奢。人物の絵柄は文句なく美しい。共感するマンガじゃなく、観賞するマンガとして優れていると思います

星合先生の絵はキレイで好きです。今回の作品を読んで途中までは、で！男尊女卑のあんたは何がしたいの？弟と結婚させたくないのか？自分がヒロインを好きになって弟には渡したくないのか？でも、結局はヒロインの事を愛していたんですね〜。地域柄とか宗教的にとか色々難しいかもしれないけど、早く自分の気持ちに気付いて、素直になりなさいよ！と言ってやりたかった。

とても好きな話です！10年前？くらいに読んでもう一度読みたくて探してやっと見つけました！星合さんの絵が好きです！話は展開早くてハーレクイン王道のラブストーリーです！

長年異文化への理解が浅いヒロインと傲慢シークヒーローの関係が楽しめました

大使館職員のヒロインを平然と連れ去るヒーローがすごく怖いけど、それはそれでロマンスは楽しめました

ヒーロー弟との間を邪魔したヒーローだったけどとてもいい人でした