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とても印象に残る、記憶に残る作品だった。モヤっとしたというか、不快な気持ちになったというか。駄作だからではなくて、そういう作品を見せてくれたのだと思う。男性は共感できるかわからない。でも女性の私は、モヤっと感を共有できたというか。共感って言葉じゃ足りない気がするんだけれど、でも、わかる気がする話だった。最後まで曖昧模糊としているところ、最後まで溶けない独特の浮遊感は、小説のようだった。絵で書かれていないところ注目がいってしまう。読み終えた後も気になってしまう。
今までレンタで何冊も読んできましたが初めてレビューします。ひばりの「どうなったらあたしって助かってるのかな」というセリフが辛すぎて泣きました。私は今でも助かってない。年齢を重ねて助かってるふりができてるだけだと気付かされました。思春期特有の狭い世界でもがいている感じがものすごく響いてきます。そして、その頃作られた枠から上手に抜け出せない大人もいる。どうか、ひばりのこれからが息を止めなくても大丈夫になりますように。わたしもたぶん、目の前にひばりがいたら何もできないけれど、そう願わずにはいられません。
ええと、これはどういう解釈をしていいのだろうか。という作品でした。単純に「ひどいこと」が起こったとしていいのか、「本当にひどいことしてくれればいいのに」という少女の言葉が実はずっと真実なのか。一つのものの見方しかしなければ、そうとしか見えない描写も、違う意味があるんじゃ?と感じずにはいられなくて。生きづらさとか、歪んだものの見方とか、大人のずるさとか、そういうのはわかったけど。結局最後も、家出したのか、自殺したのか、どういう風にもとれる展開で。性の対象として不用意な視線を向けられたことも向けたこともあるし、周囲に虐待されてる風な子がいることに気付かなかったり、うっすらおかしいなと感じることなどあったりもしたことあるから、作者さんが何に怒ってこれを描いたのか、最後までわからず、これを書いている今もわからない。周囲への怒り? 自分自身への怒り??
私は妬み、影で笑うタイプだなと認識してしまいました。なんか、自分の嫌なところって見たくないし認めたくないけど、それを認めさせる作品だと思います。そういう意味で読んでいて嫌な気持ちになりました。最後はぼやかされていましたが、ヒバリが朝を告げたんですよね?行くのはどこなんでしょう?どうか、どうか無責任な読者に少しでも安堵を…と、無責任なことを考えてしまいます。
何度読んでも褪せることなく、思春期の頃に心が戻ります。足元が揺らいでどう生きていけばいいのかわからなくなります。苦しくなりますが大好きな作品です。苦しくなると同時に、自分の内側を見出だしてもらったような不思議な感覚になります。
色々な方のレビューを読みましたが、それすら物語の続きを読んでいるような気分でした。カンが嫌いとああコメントがありましたが、あれはどこにでもいる人間です。無神経で、優しく、て非常識な常識を振りかざす、残酷な善人。虫唾が走る。自分がそうじゃないとは言い切れない。なんでこんな世界に生まれてきたんだろうって思ったけど、作者は怒りを込めてこの物語を描いた。どうか、どうか沢山の人が読んでくれますように。こんな世界がいつかぶっ壊れて幸せなひばりを見れますように。
完みたいな男が一番ムカムカくる。富子や憲人のような他の人の気持ちは分かるけどあれとヒバリの両親みたいなのは理解できない。ヒバリが自由になりますように。
みんな冷たいようだけれど、現実の世界でよくいる人々。それが分かるから、胸をチクチク痛めながら、読んでいきました。結局最後も、どうなったのか、人により解釈も違う感じですが、不思議な魅力があるなと思いました。
なにかと救われない話。誰一人幸せでないし、誰一人純粋でないように感じました。大人も子供も違い無く闇を抱えている作品でした。
何か悲しくて印象にのこっています。 みんな幸せになりますように。
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とても印象に残る、記憶に残る作品だった。モヤっとしたというか、不快な気持ちになったというか。駄作だからではなくて、そういう作品を見せてくれたのだと思う。男性は共感できるかわからない。でも女性の私は、モヤっと感を共有できたというか。共感って言葉じゃ足りない気がするんだけれど、でも、わかる気がする話だった。最後まで曖昧模糊としているところ、最後まで溶けない独特の浮遊感は、小説のようだった。絵で書かれていないところ注目がいってしまう。読み終えた後も気になってしまう。