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ネタバレを含みます。1巻で出てきた登場人物は誰一人彼女を救いませんでした。しかし私には誰も責める気にはなれません。誰かが助けてくれればいいのにーと呑気な感想を抱く自分もきっとそちら側の人間だからです。自分は悪い人間ではないと自負していたけれど、善人でもなかった。傍にいたとして同情以上の行為を私はできただろうか。漫画ですが、漫画みたいにヒーローが現れてヒロインを救ってくれる展開はありません。誰も救ってくれない世界で彼女を救ったのは彼女自身でした。
人格は無視され消費される対象としての性、それと人ととしての自分自身とのギャップ、周りの想像力や関心の欠如…作者の怒りがストレートに伝わってきて、私自身が抱える抑圧されていた怒りが共鳴しました。そして、もし実際に周りに子のような子がいたら、私は結局見て見ぬ振りするんじゃないかと、自分自身反省しました。作者はきっと、苦しみながらこのテーマに真剣に向き合ってきて、この作品を書き上げたのだと思います。そのことに、心から感謝します。この作品は読者に、このテーマに少しでも寄り添うきっかけを与え、想像力や関心を育ててくれるのではないかと思います。
読みおえて鳥肌が立った、気持ちの悪い後味と罪悪感、それさえ克服できるならこの本は★5つです。内容は素晴らしいのですが、とてもエグイので近親相姦の話なので。私は3チケで読みました、もう読み返したくない気持ちの悪い後味のある素晴らしい作品です。これを読んだおかげで本人の意思関係なく色気のある女子を嫌いになれなくなりました。
ツラいです。メンタルの状態のよいときに読むべき。後ろめたい気分占められている時は、頭を殴られ、何をしてるんだお前はと責め立てられるような気持ちになりそうです。他の人のレビューにありましたが、救いはあるけれどそれは他者から差し伸べられた手ではない。ひばりにズルさがあれば、誰かを利用することもできたかも知れない。担任の辻先生の思いが少しでも伝われば、強くなろうとできたかも知れない。ズルズル引っ張らず2巻で完結は読者に救い。ツラいけど読む価値ありだと思います。
何回も読み返して、読み返して、読み返して、ようやく登場人物それぞれの気持ちが見えてくる。最初に読んだときはその言動がひたすら腹立たしかった人物も、読み返すうちに、悪人ではない、ただの平凡な人ということが分かって、いっそうつらくなる。こんなふうに、周囲のちょっとずつの偏見や誤解や無責任さのために、じわじわ見えない真綿で首を絞められ続けながら生きている子どもって、現実、少なくないと思う。でも自分だったら、どうするだろう?ひばりの周囲のどんな立場の人間だったとしても、私だってどうすることもできなかったと思う。自分の人生で手一杯なところも、ひばりが「どうすれば助かるのか」が分からないところも、私は読者という神の視点で彼女の状況を見ているのに、それでもどの登場人物とも同じ。ヤマシタトモコ先生の作品は、明るいBLコメディから入ってファンになったのですが、今やこの作品が一番読み返しているヤマシタトモコ作品になりました。
無料サンプルの続きが気になって購入。ひばりを取り巻く人々の内面が、モザイクのように組み合わさり、様々に色を変えて描き出されます。何が「助かる」なのかとひばりが問うけれど、答えはない。答えのない世界に救いはない。一巻のひばりの「あたしが死んだら 全員消しちゃったのと おんなじことになんないかなって 世界中の 全員 死ね ってゆう」っていう言葉が、二巻のラストで補完されます。何が切なくて悲しいって、この時ひばりは中学生で大人じゃないってこと。本気で「助けたい」って唯一言ってくれたのは同級生の男子で、彼もまた気持ちはあっても無力な訳で。人は自分の見たいように物事を見るし、それがその人にとっての世界なので、誰が一番悪いとかそういう話じゃないけれど、一番の元凶の父親と、身近な保護者であるはずの母親が、一番何も感じていないんだろうなという事が、ひたすらにひたすらに腹立たしい。
人の本質とは何なのか、ですかね。自分が作る自分と他人が作る自分。これはヒバリだけじゃないし、私たち大人はそのことを知っています。ヒバリを救わなかった、救えなかった人たち全てが一元的ではない意味を持っている。大人が描いたお話だなと思います。
規定の料金を払っているのになんでレビューを書かなければ続きが読めないのか
最後のあれはヒバリちゃんは死んだのか、個人的にはどこかに逃げていて欲しい。ヒバリちゃんの周りの大人は彼女自身を見てあげないで表面的な関係性しか築いてあげていない。本当彼女が哀れだしこんなクソみたいな環境にいてはダメだと思う。作品では触れていなかったけど、本当の父親なのか?お母さんの再婚相手であれば良いと思いました。お願いだからそうであってほしい。皆さんの感想は何もされていないと解釈されてる方が多かったですが、私は性的虐待されていたと思います。その上で息を止めていたから平気と自分に言い聞かせていたのでは、と思いました。悲しい、誰も救わないし、誰も救えない話でした。ヒバリちゃん大人になれば良いことあるよ。早く大人になろう。
これは…なんとも…救いがあるのか救いがないのか悪人でなければ善人といえるのかそこに意思は、意識は、言動は、行動は。なんとも深い所に連れて行かれるお話
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ネタバレを含みます。1巻で出てきた登場人物は誰一人彼女を救いませんでした。しかし私には誰も責める気にはなれません。誰かが助けてくれればいいのにーと呑気な感想を抱く自分もきっとそちら側の人間だからです。自分は悪い人間ではないと自負していたけれど、善人でもなかった。傍にいたとして同情以上の行為を私はできただろうか。漫画ですが、漫画みたいにヒーローが現れてヒロインを救ってくれる展開はありません。誰も救ってくれない世界で彼女を救ったのは彼女自身でした。