レビュー一覧

汚超腐人かなみぃです。今まで沢山の ホントに沢山のBL小説読んできましたが、久々『あたりだわぁ～』な感じです。腐女子・貴腐人・汚超腐人の心をくすぐるエロシーン満載。でもって、気が強くて一途な主人公の愛らしさ＆強引で傲慢、時には超冷酷非道な国王のやりとりに目が離せませんでした。ほっこりしてしまう番外編もあって、読みごたえ有です。オススメです。

話の展開は本の説明の通りです。ありきたりではあるものの、主人公の心の葛藤など心理描写がきちんと書かれていてストーリーも楽しめました。強引攻めにいやいやする受けが可愛くて仕方ないです。多少残酷表現(ちょっとだけ生首とか出てきます)や凌辱表現が出たりしますが、最後はハピエンなので安心して読めるかと。Hシーンも濃厚でBL小説としては満足ですが、主人公の一時帰国シーンなどあっさり終わってしまった感が強くｲﾏｲﾁ設定を生かしきれていない部分かあったので★4です。

今読み終わりました。読み応えありました。読みやすかったです。変な文章ではないです。超我が道をいく王様（攻め）とその従兄弟になるらしいごくふつーの日本人大学生受け。文化の違いってすごいなあ　と書いてある内容がすとんと入ります。面白かったです。エッチシーンもちゃんとあります。受けの美しさをどっかでアピールしておいていただけるとより　きゅうん　したんですけど、そんなこと気にならないぐらい　面白かった！

この作家さんの作品の中で1,2を争うくらい面白いとおもいました。直は日本で育った普通の男の子なので言葉使いもあんな感じでも気になりませんでした。ちょっと気は強いけどそこは芯の強さにもなるし、情もふかくて人にも優しいし子供の頃から王政の国で帝王学を叩きこまれてきたイズディハールにはとても新鮮だったのはわかります。多分自分に気に入られようと媚びない人間はさぞ珍しかっただろうし。エロ部分もエロかったけど、そこよりもこの二人が素直に心を通わせるようになるまでの過程がとてもよかったです。アラブ物なのでイズディハールが子持ちなのもむ問題でした。むしろ子供たちと直のやり取りが微笑ましかった。あと後日談ですが、直は男子だけどとても「ヤマトナデシコ」だとおもいます。

もともと好きな作者さんですが、これはストーリーもエロさも良かったです。アラブもの王道の俺様攻めですが、王としての矜持が強烈で、敢えて他人を信じず凜としていて良いですし、受けの日本人大学生も男前で賢明なところがとても良かった！

この作家さんにしては珍しい展開だなぁ~と思いながら読んでいました。攻の傲慢さと受の気が強いけど真っ直ぐな性格が妙にマッチしていました。

いとうさんの作品の中でも1・2番目に好きな作品です！傲慢俺様の王（攻）がいちジャパニーズ学生（受）に惚れてく様とか、受けが攻めのことを認めていく心情変化とか、キャラの気持ちが良く出てて、ストーリーがしっかりしていてすごく良かったです。途中、暴力沙汰（レイプや未遂）もあって、これぞいとうさん！という強引Hもありエロも充実してます。苦手でなければ絶対にオススメです！

★は３か４か迷う所ですが、購入したとき期待したがっつり調教系ではなかったために３ということで。アラブ系としてはそこまできつくないですよね、最初の処刑かものシーンが一番つらい所で、あとは口頭の脅迫。意思の疎通と価値観の違いはお約束ですが、主人公が壊れそうになることもないし、実質期間は短いので読みやすいかと。

いとう由貴さんの作品は読みやすいのもが多いので、好きです。いきなり拉致されたところには驚きましたが、二人の関係が少しずつよくなっていくのを読むのは楽しかったです。

設定買い。キャラやお話は良いのですが、他の方も書かれているように、設定を活かしきれていないというか、一貫性がないというか、辻褄が合わない感じ、違和感があります。共感できなかったです。