レビュー一覧

表向きは恵まれていて、幸せそうなヒロイン。だけど本当は、心に大きな傷を持っている。そうとは知らないヒーローが、彼女を侮辱するシーンで、ヒロインが感情をぶつけることなく、受け止めてしまったところは、何とも言えない切ない気持ちになりました。個人的に、影のある女性がそれを乗り越えて幸せになる話が好きなので、ラストシーンには大満足です。

漫画化は、どうしても『端折った感』が出てしまうのだけど、このお話はそれを全く感じさせなかった！ 上手い！ 一人で立とうとする、ステキなヒロインの心情に無理なく寄り添ってお話を読めて、大満足です！ ヒーローも潔くカッコイイ★ ヒロインの親友二人のお話も読みたいです。

大好きな小越先生なのですぐ購入♪良かった。不遇な生い立ちのヒーローとヒロインですがそれをバネにして頑張っている…けれど心の中には愛情を欲しているのに満たされない寂しさがあって。二人が優しい心の持ち主なのでお約束のハッピーエンドでも一段と嬉しい気持ちになります。二人の周りの人達も素敵。これはシリーズものだと思うけど（違ってたらごめんなさい）この後の話も是非小越先生でお願いしたいです!!

養父母との関係が ラストでお互い歩みよれるようになったのが良かったです。養父母が問います。ヒロインの境遇を 同情という心から 養子にしたのは そんなにいけないことだったかい？ただ 幸せにしたかったんだ。ヒロインもラストで省みてますが 愛されたいのに、同情されてるという気持ちに囚われ過ぎていた。壁を作っていたのはヒロインの方だった、、養父母も不器用なので そんな彼女に つい冷たい言葉を。不器用なヒーローとヒロイン、そして養父母。親友のルーシーとジュリアのお話しもチェックします。

素晴らしいお話だったと思います。けど、不正をした友人の男が裁かれもせず相変わらずヒモのようにチャラチャラしているのがどうしても受け入れられず低評価にしました。お話そのものが良いだけに残念ですが、読み返す気にもなれません。

いや~、ええ話や~。ずーっとBL読んでましたが、最近めっきりHQにハマっております。そして、懐かしの小越さん。最高に良かったー。すごい胸にグッと来ました。ふたりの悲しい生い立ちは、いろんなものを諦めても仕方ないかとも思えますが、それにも負けず、正直に懸命に生きようという姿が良かったです。二人が惹かれあい、求めあい姿を私も一生懸命見てしまいました。ハッピーになれて本当に良かった。私までハッピーな気持ちになれました。ヒロインの友達たちの続編がきっとあると思うのです。是非是非読みたい！伯爵が素敵すぎます~

やっぱり小越さんの絵は素敵です。ヒロインの友達3人の友情もいいなぁって思います。その友情の証である時計を手放してしまうところがすごく悲しかったけど、その時計の理由を知って、ヒーローが取り戻してくれるところがよかったです。

ペニー・ジョーダンの原作を小越なつえ先生が、どうアレンジするか？とても楽しみに待っていた。親友3人のうちの一人が今回のヒロイン…３人のうちではどちらかと言うと『大人しい』かもしれない…育った環境も２人とは違い、苦労を重ねた憂（うれ）いの表情がいい！！その彼女を視察先のパーティで見つけてしまったヒーロー…。お互いに惹かれ合う表情が、切なくて涙を誘う。わたしが今回、何故か？気になったのは、親友３人の会社の顧問の彼。この彼が、この物語で鍵（かぎ）になっていて、彼の存在がなければこの物語は、成立しないのではないか？と思った。この後のヒロインの友人たち２人の物語が、どんな展開になるのか？待ち切れない！！もちろん直ぐに無期限に変更した。何回か読み直すごとに、新たな情景をそれぞれ読者自身で、創作してもいいと思う。

主役カップルだけなら満点なんだけどねぇ。シリーズ物だから仕方ないけど、この作品では拾われない伏線とりわけ狂言回しがなぁ。野放しでやりたい放題の犯罪者がムカつく。

通常のHQよりページが多いので、じっくり書かれている印象です。スラム育ちと出自不明の組合せですが、最後にはハッピーエンドという王道コースです。　ヒーローが最初はヒロインを色眼鏡で見ている（監視？）感じが、周囲の人のおかげでそのイメージは誤解だと気づきます。伯爵がいい仕事をしてストーリーを繋げてくれていますし、各キャラクター達の性格や気質が活きている展開をします。　海外でスーツケースを自分から離さないのは、鉄則なのにヒロインはそんなに治安良い所で育ったのか!?と無理な場面も細かく見れば有りますが、ストーリー展開上に必要だったという事で良しとしますかね(笑)　会社備品として高級品購入…という名目で横領した？ニックをクビにしない爪の甘さも残りますが（他人のサインを黙って使い購入だから、普通なら警察行き）、ここ会社の行く末が上手く行くことを願います。気持ち的には★4.5です。