レビュー一覧

不思議なノスタルジーを感じました。幼い頃の田舎の夏休み。もしくは、どこまでも続くハイウェイ。サン・テグジュペリ、レイ・ブラットベリをなぜか思い出しました。（ＳＦではなくファンタジーですが）女の子の絵が、ちょっと幼いので星４つで。

各話ごとにそれぞれの不思議な世界観が広がっています。私の大好きなSF作家さん、星新一さんのような宇宙系。時を重ねてもずっと愛される、古くならないお話ばかりではないかと思います。SFものが好きな方にぜひ読んでいただきたい作品です。

これも好きですけどコンクリートの方が好きかなー。こういうものは好みが全てです。

乾いて透明な夏の空気の感じがして良かった。

町田洋さんは寡作ですが、一作たりとも見逃せない作家です。惑星ナインは遠く離れた星のようでもあり、私たちの暮らすこの場所のようでもあり、でもやっぱりどこでもないどこかのようにも感じます。

とても静かな物語がいくつか収録されています。これといってオチが無い話も多いですが、登場人物の感情の機微が、時折すごく共感できます。静けさと少しの切なさを求める人にはピッタリだと思います。

ふわふわと不思議な感じのするお話でした。粘菌のお話が一番好きです。 違う星の生命体を描くものでこういうのは初めてで面白かったです。

作者さんの頭の中が、見えるようで見えない感じがなんだか心地良い。

田舎の平坦な、そこで生きている人の思いや生活を描かれてるような？ただ惑星ということで、さらにカサカサとたんたんとしてるような。

不思議な世界観のある話です。絵柄もうるさくなく、静かな印象を受けます。お話は一つずつ完結していますが、短い中に意味がありそうで深読みが必要です。