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かなり強引な俺様攻め（実質ヤクザの不動産会社社長　海江田）でしたが、その非道さの中に受け（美人弁護士の篠原）のために何でも与えたい、何でもしてあげたいという不思議な甘さが終始漂っていました。その海江田が自身が買収し追い出そうとしているホテルの店子たちに「自分の生活を守るためにいったい何をした？」「てめえの欲しいものはてめえで掴む努力をしろ」と言ってのける場面は、本来悪役でありながらも「そうだよ、その通り」と爽快感を覚えてしまうほどでした。対する受けの篠原はかつて自分が惹かれていた先輩弁護士（見た目は海江田に瓜二つ）との過去から相手に「一方的に与えられる優しさ」を求めておらず「強引に奪われることに愛情を感じる」タイプのようで…ずっと海江田視点でストーリーが進むので、もう少し篠原側の心情がわかるエピソードがあったら良かったなあと感じました。

ヤクザの攻めと弁護士の受けという設定。二人の関係性がよかったです。タイトルの意味も深くてよかった。木下さんの絵もすきです。

木下さんの絵が好きでたどり着きました。執着も、それを求めている相手にとっては甘い蜜なのですよね。無理矢理は普段アウトなのですが、その後の展開（ちょっとだけ驚いた）を思ったらギリギリセーフでした。でも、このページで9チケ、イラスト1枚は高いかな。話もキャラも結構好きだったのでおまけで星4つ。

無欲でただただ愛されたい受が切なくて可愛い♪受は弁護士、攻はやり手のヤクザの組長社長!交わることのない二人が、互いの素性を探らない約束で茶飲み友達から関係が始まります。素性が解り、受への欲望が爆発し、豹変した攻が、どれほど受を愛していたか自覚します。受もそれほど求められた事で、攻への気持ちを自覚されますが…誤解や勘違いでﾊﾞﾀﾊﾞﾀします。最終的にはハッピーエンドですが、それまでの過程が面白いです。

途中まで演じ切っていたけどついに海江田の本性が！残念。

攻めは愛するが故に強引な手段（荒治療ともいう）で受けと向かい合おうとします。いくら強引でも根底には受けへの想いがあるから男前にしか見えない。非道に見えても過去に縛られた受けの気持ちをぶち壊すための行動だし、縋ることはしないけど絶対に逃がさない、追い掛けて捕まえてやると愛を伝え続ける。受けも弁護士という仕事柄か男前でした。ただ過去の経験から恋愛面が臆病になっていただけで、素直になった時、なんと可愛いことかw。結局は攻めの地の方の性格が受けには合ってたってことですね。とても面白かったです。

攻めの海江田視点。攻め視点のお話好きなんです。数は少ないですけどねー受けのことをこんなに好きなんだ！むしろ愛してる！！の心情が覗けちゃうのが、なんとも言えず良い。ヤクザ（実質）×弁護士で対立する立場になるのですが、落としどころはどうなるのか、ハラハラしました。