レビュー一覧

幼馴染みの王道、直球ど真ん中！な作品で、ある意味安心して読めました。二人の小さい頃のエピソードとかも、すごく自然に入ってて、そこで無自覚の恋心が育っていくんだよねっ。とか、あと編集者とのやり取りも笑えて良かったです。受け視点だけじゃなく、たまに攻めの心情も入ってて、ああ、だからすれ違っちゃったんだ、と臨場感を煽ります。挿絵もあって、良かったです～。秘かに柊一が作るお菓子がおいしそうで、自分も餌付けされたかった！初めて読む作家さんでしたが、他の作品も読んでみたいと思いました。星４つなのは、続編のショートがもっと二人だけの甘々だったら良かったのに～っっ、という理由からでした。もちろん、甘い二人のその後のお話でしたけれども。

想いが通じあって恋人になるところまでは良かったのですが、その後のお話で、攻が受に避けられてるからといって対人スキルのない受に（しかも本業は別にあるのに）たとえ数日だけでも居酒屋手伝いをさせるのはどうかなと思いました。強引に手伝わされてるだけなのに攻には「ミスしてお客さんの印象悪くするな」とか言われるし、一緒に手伝っているてきぱき女子の従姉妹に「できないやつ」呼ばわりされるしで、受が理不尽でかわいそうでした。あと、従姉妹を受の言葉で改心させるくだりでは、攻には、苦手なことは克服しようとせず避ける性格の受を効率的だと肯定させながらも、仕事で失敗して以来その仕事ができなくなって逃避した従姉妹を、受の言葉で「頑張らないで諦めるのは逃げだ」と言わせる作者の論法に矛盾を感じました。効率的にと言うならば諦めて別の仕事をと考えるんじゃないのかしら。もしくは、避けるのが効率的などと言わず受は何事にも諦めないで頑張る性格（やると決めたことは頑張る性格と作中では記述してありますが、苦手かどうかはやってみなきゃわからないんだし苦手を避けるとは矛盾します）ということにするとか。それ以外は概ね良かったですが、もう少しストーリーの盛り上がりというか事件みたいなことが欲しかったかも。

幼馴染からのもどかしい両片思い、不器用で素直な純情受け、男らしい優しい攻めと王道ストーリーでした。王道ではありますがストーリーの緩急も萌え展開も期待通り！とても読みやすい文章で安定した定番のBL萌え作品を書く作家さんです。

内容は良いと思います。王道バンザイの人には安心して読めます。挿絵も、絵柄そのものは良いのですが、ちょっと体型が違うかな、というのはあります。攻めは挿絵よりもっと体格がいいイメージ、受けは挿絵よりもっとずっと華奢なイメージです。本間アキラさんの「兎オトコ虎オトコ」ぐらいの体格差があるように、文章からは感じ取れるんですけど、挿絵はそこまで差が無いように感じます。あくまで私の感想です。でも挿絵の絵柄や雰囲気そのものは素敵だと思います。

思っていた通りのお話でした（良い意味で(笑)）。片思いからの両思いって良いですね！すごく安心して読めました。絶賛片思い中の弘文は、自分の片思いの気持ちもポルノ小説書きという仕事も、片思いの相手に気取られるわけには行かないのです。でも奥手過ぎて相手にバレバレ(笑)。かたや無意識に受けを溺愛してるけど、友情だと思っている寡黙な男、柊一。お互いの思いと行動がちょこちょこすれ違っちゃうけど、最後はグッと男気を見せる柊一で良かったです。

タイトルほどエロくはありません。この作者さん、Hはわりと軽めですが、それでも比較的あるほうかなと…?王道の両片思いで安心して読めました。受け視点だけでなく、攻めの視点も入るのでとても分かりやすい！攻めの不器用だけど男らしい優しさ、言葉使いが良かったです！

こちらの作家さんをいくつか読ませていただいてますが、良かったです。幼なじみ同士の恋ものがたりでB Lらしさ？もあり…時代的にすこしばかり前の作品ですが、あまりにも違和感があるとかそんな事もなく。レビューが少ないのですけれど何故かしら、勝手に心配して今更ながらレビュー書いてみました。他のこちらの作家さんのレビューが多い作品に較べてみても、同じように楽しめるのですが。題名がポルノってあるからかしら？悲惨な場面はないですよ。

作家買いですが、あまり今作はハマりきれませんでした。攻めのキャラはいいのですが…。

柊一一筋の主人公がとっても可愛くって好感度爆上がりです。

最後ラブラブです。まぁだいぶん受けが後ろ向きですが後日談の受けのセリフが好きなのでOk☆