レビュー一覧

学生だった頃に読んだ漫画の中で名作のうちの1つでした。望月先生の作品の中ではテーマ性もあり、非常に考えさせられる社会派的な作品でした。最近はこのような漫画が少ないのですが、昔の名作がもっと見直されるようになると良いと思います。

自分が小学生から中学生の頃（だったかな？）この作品にふれました。内容が結構過激なところもあり、今考えればませたガキが読んでいたな、という感じですが、中学生の揺れ動く心理をしっかり描写しているのも又事実だと思います。自分は主人公真吾のような過激な中学生ではなく、おとなしい部類の生徒でしたが、改めて真吾に共感しています。

主人公の心情がよく描かれており、話の展開がスピーディーで面白いです

この少年漫画、半世紀前に｢週刊少年チャンピオン｣に連載されていましたね。主人公の｢真吾｣の家族は、この漫画の冒頭ではいろんな会社を経営していましたか゚、不慮の事故などで様々な物を失い、主人公の兄の｢真一｣も車に轢かれそうになりました女の子を助けて帰らぬ人になりましたね。しかし僕にはどちらかと言いますと、この漫画の最終巻に収録されています｢ウソは殺しのはじまり!｣の印象の方が強いです。この漫画に登場しています殺人犯の｢見田加｣と言う男、まさに｢正義の仮面を被った悪｣ですね。しかし、｢ウソつき｣の烙印を押されました｢太郎｣と言う男の子がこの男に勇敢に立ち向かって｢山本美江子｣と言う殺される寸前でした女の子を救出すると言うこの漫画のラストシーンにとても感動しました。