レビュー一覧

あー、外した−……。この作者さんが好きで、新作がアップされるたびに購入してるんですが、これはあわなかったです。エロがある、ないでなく。どのお話もいまいちキャラに感情移入できないものばかりでした。だっていくつもお話が入っていて、一番可愛く思えたのが猫って……猫って……！　表紙のカップルの話が複数入ってますが、どちらも天然すぎて切なさとか余韻が感じられず。上記の猫の話も惹かれる理由は結局謎のホルモンのせいかよ！となってしまったし。また別の話の、社会人のくせにまともに電話の受け答えもできず、顧客をいちいち怒らせるコミュ障な受けのどこに魅力を感じたらいいのか。もう一本、ピアノの調律師のお話も入ってますが、これがページ数の割に印象が薄い。感想が思い浮かばないくらい薄いのです。なんというか、作者の元ハルヒラさんがよく書きそうなパターンというか、想定内ですべて収まっている感じ。絵については表紙を見ても思ったのですが、昔より線が適当になってきている感じがします。手癖で書いているというか。人を描くのに慣れすぎて、丁寧にしなくても人の形を描けちゃいます、的な感じがする。なので視覚的に印象に残る場面とかがないのです……。

サンプルの絵に惚れて借りてみましたが、中身も良かったです。謳い文句の『恋の始まり作品集』ってぴったりな感じでした。どの話も可愛かった。個人的には表題作の二人がステキでした。あと、ちょっとファンタジーぽい話におっきい猫ちゃん出てくるのですが、それがまたかわいくて癒されます。この作家さんの長編読みたいな。

大好きなんですこの作家さん。もう、どれもこれも可愛いwww　この作品は全部で6作分の（おまけは含んでいません）短編集です。Hは薄めと言うか、無いに近いかも。表題の「あまいきみがすき」は不良な攻めと真面目な受けのお話で、受けはドーナツが大好き。喧嘩でうずくまっている攻めに「食べる？」とドーナツを差し出したのが慣れ染め。まぁ、この時は野良ネコのようにふかれてしまったんですがwww　しかし単純と言うかやけに可愛い攻めくんの愛の持って生き方が斜め先に行っていると言うか、いや、きっと欲望に忠実なんだろうなと言うエピソードはとても可愛いwww　軽くてほんわりとした気持ちになる良い作品集でした。

ふ…不思議…。どの話もどことなく不思議…。きっと感性が変わった人なんでしょうね（褒めてます）。それにしても大きい猫！「猫と王様」という短編ですが、猫好きの夢がここに。あー、ゴロー（猫）に会いたい。触れなさそうなのが残念だけど、せめて見るだけでも。東条が横にいればちょっと触れるくらい出来るかなあ。いいなあ。

独特の感性の作家さんですね。つまみ食い程度には良かったですが、こういう感性の話は続けて読むと飽きそうです。表題作もまったりとした感じで、小説で言うと「行間を読む」ということを読者に求めてくるような作品でした。

甘い物好きで、オールドファッション五個とか同じ味ばかり食べようとするのに納得いかない。それなら五種類一個ずつのほうがうれしいじゃないか。大食いで、いろいろ五個ずつならともかく。それ以外は、かわいいお話でよかったです。

雰囲気は好きです良い感じな絵も好きだけど話としてはちょっと物足りないです余韻を楽しみたい人には良いかも？？

この作家さん初めて借りたけど、久々のヒットです！短編集でこんなに満足したの初めてです♪無期限で後悔なし！どこか淡々として、静かに進んでいくお話たちに引き込まれます。試し読みがそのまま進んでいくような感じなので、ノリのいいお花が好きな人には合わないかも。絵柄も繊細で丁寧でした。

つい作者買いしてしまう作家さんです。この方の描く攻めの体型が好きです。ストーリーは謎が謎のまま終わってしまったり、ふわふわしたお話だったりするんですけど、不思議と読後感は良くて、ふと読み返したくなるような本です。

モトハルヒラさんの昔の作品集で、かなり前に読みました。再読。色々な短編が入ってます。実を言うと最近読むのをやめてしまった作家さんなのですが、かつてはかなりハマっていたこともありその頃買いました。ヤクザみたいな人の話と、調律の話が好きだったかな。全般的に設定がリアルではなく、人間が大きい猫を作ってたりとか、背景の説明なく突然ファンタジーが入ることが多いので、とらあなとか、その後のモトハルヒラさんの原点ってやっぱりこういうとこにあるのかなあと思いました。