レビュー一覧

内容紹介に「折檻」と書いているのは判っていたのですが、年の差ものが好きなので「義父」という言葉に反応してついつい読んでしまうのです。結果やはり駄目でしたねえ。義父の誠一は17歳の息子を愛し執着するあまり彼の自立心を受け入れられず、監禁して折檻し続けるのです。蹂躙されながらも「やめてください、お父さん」と懇願する息子がもう可哀想で胸が痛みました。エロエロに犯されながらも「お父さん」と呼び続けるあたりの禁忌感は本来なら萌えポイントなのかもしれませんが、私には辛かった。もう緊縛やら媚薬やら浣腸やら女装やら‥エロさハンパないしハッピーエンドだし、このお話が好きな方は多いと思います。

背徳感がビシバシきます。養父がなかなか容赦なくて、徹雄くんがショタっぽくて、少しかわいそうになりましたが。この時代背景もいいです。

内容はともかく、挿絵がひど過ぎる！特に受けの息子は酷い。今後はこの挿絵の方の本は購入したくない。それぐらい酷かった。

体格差に萌えます。挿絵は個人的には好みではありませんが、話自体はエロくて良いと思います。攻めの逸物が、、、、。笑

「言いなり」とか「鬼子の夢」とかが好きで借りましたが、あんまりでした。執着愛ってことですが、私的には、正直もっと執着してもよかったです。

1回目に読んだ時はそれなりに真剣に感情移入したはずなのに、読み返すと最初の濡れ場なんて「いやよだめよ（だめじゃない）」のギャグにちょっと思えてしまいましたｗ清一の思惑（怒りも嫉妬も、半分は徹雄を抱くための口実というｗｗ）を理解して読むと、徹雄には申し訳ないけれど全てがプレイに見えてしまいましたｗただただ、徹雄を抱くことに必死な滑稽な清一にしか見えない･･･。とはいえ、徹雄に近づく人間をフルボッコにする辺り、やはり清一を「常人だ」とは言い難いですが･･･。うん、割と好きです。

年の差好きなので満足です！義父の、執着と嫉妬と愛で、がんじがらめな息子愛の折檻もエロエロで良かったです。

時代背景がちょっとレトロな感じが好きなので、購入してみましたが、少し今いちだったかも。キャラ設定に少し不自然さがあるかなーと思いました。お父さんの性格は、よくわからない。そして、お父さんに惹かれる理由もちょっとわからない、という感じ。家族愛と恋愛は、別じゃない？と、展開に少し違和感を感じました。

エロ用語のオンパレードです。「すもものような」とか、、とにかく勉強になるくらいの隠語の語彙力。BLというより耽美小説を読んでいるようでした。途中マンネリ化して少し既視感のある展開が入るところもありますが、久しぶりによい小説を読みました。

あの丸木作品ですが、初期作品ですかね。丸木節というか丸木ワールドが出てません。変態性は滲み出てます。