レビュー一覧

双子のひとり、総は主人公のケージを理解しとても愛している。ケージも総が好き。でも二人の愛はとても歪んでます。痛い行為をしてますがどちらも望んでる事。みんなそれをフツーにして生活しているのでそれほど暗くないんですよね。双子のもう１人はほとんどからんできません。からんでくるのはケージの友達、深山。このコも魅力的なんですよね～。ＳＭが嫌い、まっとうな愛が好きな方は要注意です。私は明治さんの一筋縄ではいかない恋愛関係が好きなんですが。ケージが犯されてる１コマが痛かったので★１つ減。やはり精神的なつながりがないのは辛い。

SMプレイにそんなに詳しくはないしおまけにホワイトが多いので、どこからそれが出てるのかそれがどこから入ったのかあれはどうなってるのか（笑）読むのに想像力が要りました。まぁまぁ激しいのかな？ほぼHシーンです。ですが、登場人物たちの気持ちがよくわからなかったので、割りとあっさり読めました。見ていて辛いMではないです。話の盛り上がりも、もうひとヤマきそうでこない具合に終わります。女言葉を使う攻めですので、ご注意。

久しぶりに再読。身を守ってもらうことと引き換えに双子に飼われている子のお話で、普通の愛ではないし痛々しいところがあるのでかなり読み手を選ぶんだろうなと思いますが、すごく味があるので私は何度も読み返しています。魔法使いのシリーズも有名な作家さんですが、そもそもはこういう感じですよね。飼い主は双子の総と洋ですが、3Pはほぼなく、メインの攻めはオネエ言葉の総。痛々しいプレイだったり局部ピアスだったり見ていられないようなところがありながら、実は総はまぁめっちゃくちゃケージくんに惚れまくり。ケージも一見嫌がっている風で実は快感に打ち震えているようなカップルです。本作の前後を描いた同人誌があるんですけど、それがわたし的にはあっまあま。いかに二人がお互いを必要とし力関係のバランスを保っているかがわかるので、あれも収録されていれば評価も少し違うんじゃないかなとちょっと残念に思います。一方でケージの友人の深山がすごくいい役割果たしてるので、彼に落ちるパターンもホントは見たかったなぁ。彼もケージに執着しそうなタイプなので妄想が膨らみます。

一度目に読んだときは、それぞれのキャラの気持ちが見えにくくて「？」という感じで混乱してしまいました。なので読み終わったときはエロと痛そうな場面ばかりが印象に残って、ストーリーがつかみにくく、「あれ、そこで終わっちゃうの？」と物足りなく感じました。数回読み返して細かい要素を拾い直してみると、「ああ、そういうことか」と得心がいきます。表紙イラストと内容紹介の文章からイメージするほど３Ｐの要素は多くありません。あとがきによればページ数の関係で雑誌に発表されたうちの一話分がカットされているとか。それも読んでみたかったー、ともやもやしてしまいます。明治さんの作品は基本的に好きですが、これはストーリー的にぐっと来る部分が少なかったので、私にとっては４８時間でいい感じです。

主人公の気持ちがさっぱり分からないなーと思っているまま終わってしまいました。色々あったであろう過去の方が話として面白かったはずで盛り上がりとは無縁な怠い展開だった。出てくるキャラが全部めんどくさいタイプなのも好みに合わなかった。

悪い意味ではなく、こんなストーリーを読者に納得させる形で描けるのは明治さんだけだと思う。難易度の高いパズルがはまったような、バランスが難しい関係。誰も損をしない関係が成り立っている、ひとつの完成形かもしれない。ただ明治さんの作品は白抜きされすぎて何が何だか分からない場面が多いのが難。基準が分からないですが、作品によってずいぶん差があると思います。

作者買いです。この作者の作品が大好きなので全買いです。この作品は双子の片割れがおねえ言葉のような口調をつかうところがちょっと。

作者買い。評価低いのはナゼ？！と思うけど、まあ万人受けするお話ではないですね。先生のぶれない世界観が大好きで、BLに癒しを求める私としてはそうそう読み返すお話ではないけど、天才だなあと思います。

たくさん、痛そうな場面があって、つらい。白抜きが多くて、よく分からなかったり。でも、初期のお話なのかな？

痛くて酷い、でも、お互い惹かれているんだから、これで良い、のか。