レビュー一覧

内容紹介では「破局」という言葉を使っていますが、実際には破局を迎えるカップルは出てこないです。どちらかというと、それぞれの愛をより確固たるものにするべく色々頑張る人たちの物語です。この方の作品では、よく登場人物が本命意外と流れでヤってしまったりするのですが、それは、雨降って地固まる、というか本気の愛を確認する手段や過程としての行為として描かれます。そこには恋に落ちる＞愛してるよ＞ずっと一緒にいよう！、というお花畑的なお定まりの展開にはない説得力や安定感があると私は思います。愛とセックスを切り離して捉えない、ガッツリ裸でぶつかり合って、ガッチリ愛し合う、そんなオトコ達がとってもカッコいい一冊です。

どの話もチャラそうに見えて相当な純愛や執着愛。なかでもエイズ患者の受けの為に医者になった攻めの話と、唯一攻めと受けが結ばれなかったヤクザの愛人受けとバイト先で知り合った攻めとの悲恋の話が印象に残った。

短編集ですが、一つ一つがまとまっていて、痛い系のものもありましたが、面白かったです。

作家買い。イカレ野郎、暴力、社会問題など重量感どっしりの短編集。それでも愛を感じさせる作品ばかりです。絵やストーリーの強烈なパンチ力は、さすがです！挿絵やミニ小説の文字が細かいので、PCやiPadで拡大して読まれると良いと思います。

おもしろかった。でもすごーく疲れる話ばかり･･･。主要キャラの書き分けが微妙なので余計読み疲れたのかも。この漫画家さんの描く男はどれもロクデナシばかりだけど、不思議と嫌いになれないです。愛の形がさまざま過ぎて（色んな相手と悪びれず関係持っちゃうオトコ多し）好き嫌いが分かれそうですが、純愛がお好みの方にはおすすめしません。

勢いが凄い短編集。猥褻で、痛々しい話が多いんですけど、切ない哀愁漂う所が癖になります。

セリフ一つ一つに愛を感じます。人を愛するって素敵だなぁ〜と思わせてくれるシスコさんにマジ惚れ！

絵は読みにくいけど、作品への情熱が伝わってきます。焦りと焦燥。気持ちの伝わらない切ないお話。

表紙とかだとそんな感じはしないけど、絵がごちゃごちゃしていて読みにくくて、それを凌駕するストーリー性もない感じ。私にはハマれませんでした

糟糠の妻・・・の男の子バージョン。不器用だけど、ずっと思っていてもらっていたって分かってよかったね。