レビュー一覧

失った時に自分が傷つきたくないから、と愛を認めないヒーロー。ヒロインが傷つくとわかっていても、暴言がやめられない自分勝手なタイプです。病気で諦めていた子供の存在を知って、良き親になるために結婚を提案するヒーローの策略で、お試し同棲することになります。ヒロインは育った環境から、他人に頼ることが苦手で、自立心が旺盛なので、ヒーローとの距離がなかなか縮まらず、じれったいです。それにしても、ヒロイン母は考えも行動もインパクトありますね〜。ヒロイン父の家族の懐の広さも神レベルです。

良いお話なのに、何か漠然と消化不良な感覚が拭えないのは、ナゼでしょう？ ヒロインが抗いまくり、ヒーローが自分の要求を抑えて、ヒロインと娘を思う為に、二人で暮らし、お互いにやってゆけるかを試すのですが、ヒロインの抗いまくりも有るし、理解も出来るけれど、ヒーローのやり方、二人の元サヤの戻り方等、いくつかにギモンも違和感も不快感も有って、中盤の辺りがちょっとイラつきましたけど、それ以外は、どんな感じになるのか？って期待しながら読むことが出来ました(^_^;)前半、引っ張りすぎたせいか愛を認めるのが、やや不自然感も有り☆−2にしましたけど、娘を愛する親の気持ち、病気やヒロインの家庭の事情、ヒーローの親子関係等、よく描いていて、二人の感情の流れが理解出来るだけに、残念に思いました(^o^ゞ