レビュー一覧

同著者の代表作『地獄の子守唄』を、より幻想的でドラマティックな長編に仕立て直した感じの内容です。いやあ凄い……何が凄いといって一言では言い表せないのですが…日野日出志先生よりも絵や構成の上手な漫画家ならばいくらでもいます。プロどころかアマチュアの中にすら数え切れないくらいいるでしょう。しかし、それでもなお、こんな作品はこの先生にしか描けないでしょう。もはや「技術」がどうこうではなく、これは「魂」の問題です。ホラーに自分の全てを捧げ尽くしてきた人にしか行くことのできない彼岸、日野先生はそこへ辿り付くことのできた数少ない作家の中の一人なのでしょう。ホラーは、血膿や臓物や蛆虫が描いてありさえすればそれだけで成立するというわけではなく…、例えば単なる日々の食事の風景が描かれる場合にも、他人の鼻汁とよだれでどろどろになった残飯を無理やり食わされる…、たったそれだけのことでも、流血ばかりが派手なそんじょそこらのスプラッターなどを遥かに凌駕するトラウマ地獄が容易にこの世に現出するのです。何が描かれているかではないのです。まるで自らの血を練り込むようにホラーの魂と悪意とが紙面に込められているかどうかなのです。日野日出志先生はそこのところを実によく理解しておられる。本当にヘルレイザーなまんが家です。

やはり名作

日野日出志ワールド全開ですね。欲してる人にはいい作品。

作品と作者は関係ないと思っていたのですがそうでもないかも。

なんと表現すれば良いのか分かりませんが、作者の方は何を考えて描かれたのでしょうか。

何か、迫力のある漫画でした…。え〜、こんな漫画あるんだ…というか、忘れられない漫画です。

ラストの疾走感がすごい。100ポイントレンタルでお得でした。

しょーもないんだけど、意外と癖になる。1チケットだからまぁ、ありかと！

絵が気持ち悪すぎ、夢にうなされそうです。

ある意味最強です。予想以上に狂っていました。江戸川乱歩の世界のように感じました。ある意味それ以上かも。