レビュー一覧

めっずらしーハルヒさんのアングロサクソン二代目は完璧ルックスでスーパーセレブなイタリアーノ、これハーレクインってやつですか？(笑)日本文化からは規格外な糖度と何かに付けてスケールのデカいグイードに翻弄されまくってる純粋培養でお子ちゃまな真次、大人で色事経験値の高いグイードを逆に骨抜きにしてるって自覚ないのが怖いわぁ、天然魔性系？(笑)まあ訳あって「愛人契約」なんて結んじゃうからおかしな方向に行っちゃったわけですが、病んでる女子からの病んでる横槍が入る以外はスレ違いすらなくあっさりしたもんです。劇的に感銘を受けたりお馴染みの(？)しつこいくらいの心理描写が本作には然程ないのですが総じて甘～い空気に私的には楽しめました。始めっから甘やかすよーに大事に大事にされてるのに及び腰でへどもどしちゃってるニブチンな真次は、、ウザ可愛い。グイードはその高貴な生い立ちからやや尊大でやや俺様だけど絶妙な匙加減でスマートさの印象のが勝ってて、う～んイイ男！小っ恥ずかしい愛の囁きも歯が浮かないのもニクいね(笑)あ、ピロートークが一番手っ取り早く外国語習得出来る道だよ～真次くん(笑)

あれが全て「計算づく」だったとは。やりますねぇグイードさん！一目惚れってすごいなぁて思いました久しぶりに面白い作品に会え嬉しいです

出だしから『あり得ない』シチュエーションで始まるお話で‥‥まさにハーレクインロマンス？って感じです。勘違いから、殴られ、フラついた所を車にはねられ、大怪我をしたヒロイン？真次くんを手厚く看病し、お姫様扱いで大事にしてくれるイタリア貴族のグィード。経験値がゼロに等しい真次は即恋に落ちるが、グィードから「愛人にならないか」と‥‥。コンセプトは有りがちですが、憎まれ役のティナが半端ないので、結構ドキドキ感あり‥‥。親友がもっと絡んでくれると面白かったかも。まぁ、題名が『アイソボス（イソップ）』だし、お伽噺という事で良しとしょう。

ＢＬ版ハーレクインだというレビューを読み、ハーレクインも読む私は借りてみました。結果、ハーレクインだとヒロインに感情移入できず、「あなたはもしかしておバカさんなの？」な～んて思っちゃうケースもなきにしもあらずですが、ＢＬ好きとしては、受けの男の子が高スペックな攻めに溺愛されるのはとっても楽しかった。はるひさんの途中まで切なくて最後甘甘な作品が好きなのですが、これはずっと甘くても楽しかったです。

棚ボタ的というか不幸な境遇の受けが攻めによって幸せになるお話です。個人的にこの展開は正直マンネリで萌えはありませんでした。受け→攻めの描写はしっかりしてたけど攻め→受けの描写はもう少しあっても良かったなーと思いました。

期待が大きすぎましたが、悪くないです。完璧な攻めと引け目を感じるかわいい系受け。両思いなのは、間違いのないので、話の進み方は心配ないけれど、せっかく完璧な攻めの策略なのだから、もう少し驚かせてもらいたかったかな。安心して読めるという点では、◎。

ゆったり楽しめる息抜き的作品でした。私の中ではほのぼの系に分類されます。あんまり崎谷はるひらしくない作品だなぁって言うのが第一印象。まだ外国人書くのは二回目なので、しょうがないのかも？貴族設定ですが、富裕層の育ちの良い社会的権力もある攻といった感じです。あまりセレブ感や海外の匂いはしません。内容的にはあまりｱｯﾌﾟﾀﾞｳﾝはありませんが、カモフラージュ愛人契約から始まる恋？実質、搦め手が得意な攻様に悶々としながら落とされていく受を楽しんで下さい。

作者さんの作品のなかでも、かなり好きな作品です。エロ重視の方にはあまり向かないと思いますが、前半のしどもどした感じからの、一気に甘々。しかも甘々になるまでは何となくだった布石が一気に砂糖になります（笑）今まで私はこの砂糖をなんともなしに読んできたのかー、と。かなり好きな作品なので、是非続きが読みたいです。

ページ数も多く読み応えがありました。まるでシンデレラストーリーのように天涯孤独となって、貧乏になってしまった受けがイタリア貴族のスパダリに愛されるお話です。欲を言えば、恋敵？ティナの嫌がらせがあまりに幼稚でハラハラ・ドキドキできなかったのが残念です。

王道の展開だけど文章が読みやすく最後までサクサクっと読了。王道で安定感はあるけど、それ故に物足りなさもあるかも。