レビュー一覧

もともとノーベルの方でシリーズで読んでましたが、綺蝶・蜻蛉篇は特に好きなカップリングでした。話はわかってはいたのにサンプルみたら欲しくなって思わず購入してしまいました(笑)ノーベルをそのままマンガにしているので話を知ってる人はそのまま楽しめると思います。知らない方でもシリーズ特有?の『誰これ？全部見ないと登場人物わからない』みたいなのもないので2人の行き場のない想いや苦悩や愛情がすんなり入ってくるのでは？(^-^)吉原の廓の話なのでエロは充分堪能できます。可愛い妓を可愛がりたい反面苛めたい綺蝶と素直になれないﾂﾝﾃﾞﾚお姫様の蜻蛉がすれ違いつつ結ばれるところは読んで損はないかと思います！1~3まで一気に見てしまいました(〃ω〃)

破天荒な割に思慮深く男気のある綺蝶（攻）と、気位が高い割に世間知らずで直情型なお姫様気質の蜻蛉（受）の恋物語。キャラクター設定もストーリーも、しっかりしていて違和感なく話に入り込めました。恋愛が許されない環境で二人がお互いに対する恋心を持て余しながらも、それを抑え切れずに衝突してしまったり、触れ合ったりしまったり、そうした心の揺らぎやジレンマがリアリティをもって描かれています。3巻を通してなかなか読み応えがありました。ただ、結ばれることが許されない絶望的な環境で、どうやって互いの思いを成就するのか、そこの展開をかなり期待していましたが、それはちょっと反則じゃない？と思うような設定で解決してしまったところにやや物足りなさを感じてしまいました。しかしその反則技によって髪を切り高級スーツを着こなす綺蝶がかっこいいのなんの。綺蝶の男前っぷり（外見も内面も）が反則でもいいやと思わせてくれたので★5つです。読者によっては蜻蛉の性格にイラッとくるかもしれませんので、「気位が高い割に世間知らずで直情型なお姫様気質」が苦手な方はご注意を。

遊郭ものが大好物の私にとっては満足な作品でした。絵もきれい、背景や着物の柄などもきっちり描いている為安っぽくないです。本来の遊郭ものは女郎とお客様の恋物語が定番ですが、BLだからこその廓(くるわ)内恋愛が楽しめます！求めてはいけない、惹かれてはいけない。どんなに思っても毎夜毎夜別の男に抱かれるあなたを止めることはできないー。。そんな遊郭の切なさをテンポよく表現しておりキュンキュンしまくれます！！ただ、気になったのは時代背景が現代に復活した吉原という設定。しかし現代ぽさが全くないため、時代背景は江戸でよかったのでは？まんま江戸の吉原が描かれている為突如でてくる現代の代物コテアイロンに違和感を覚えます(笑)また最後はやはり年期をあけて堂々と大門をくぐり貧乏ながらも二人で生きていくといったようなオチがよかったです。あのオチはできすぎ、奇跡が起こったようなオチですから。それに最後の最後に睡眠薬入り饅頭で大門番を眠らせるという手口(笑)えと、現代なら電子的な何かで管理してるでしょ？ID的な？大事な商品なんだからさー。ほら、時代背景を現代にしなければ睡眠薬入り饅頭でもありえると思えたのに、余計な設定入れたわね！状態でした。小さなミスや突っ込みはありますがそれでも総合的には上質な出来です。遊郭用語にあまり説明がなく当たり前にセリフに出てくるため初めて遊郭ものを見る方は意味が分からない言葉が多いかとは思いました(。>д<)

この作者さんの作品は初めて読みましたが、すごく引き込まれて一気買いしてしまいました。絵も綺麗だし、ストーリーも愛があって切なくて素敵なお話だと思いました。

白泉社さんだから表紙も相まっててっきり少女漫画かと・・・異性愛漫画じゃなです。同性愛漫画でした。作者さん知ってますから異性作品も描いてるのかなーと思ったら違いました。絵は基本綺麗です。台詞の枠が独特なんでなじめるかどうかは分かれますが・・私はあんま四角い枠にはなじめませんでした・・・こうゆう作風の作品書かれるかたを私樹要さん以外に知らないのですが・・・・・　　　　　ふつうに好きなひとはすきかと。でも樹さんの話というか持ち味を思うなら別作品をよんでからこの作品をよ読むかどうか考えたほうがいいです。

小説読んでこのシリーズ凄く好きになって...そしてコミックスで読んでさらに好きになりました。絵も凄く合ってて、本当にイイ！そして、大好きな綺蝶と蜻蛉がやっとくっつく！涙がっ出る...本当にイイんだよ～！！小説からずーっと読んでると感極まるこの結末。良いわ。

そういえば昔雑誌でみたな…と思い読んでみました。その時もキュンキュンしてましたが、今回も買ってよかったです。そういえば、花魁とかそういう設定は大っ嫌いだったのですがこの漫画と小説で好き嫌いはいけないな…と思ったことを思い出しました。(なよなよしい、女と変わらないような受けが出てくるのはあまり好みじゃなかったのですが)内容はそんなに深くないしサラっと読める中にもキュンがそこかしこに。いい意味でBLはファンタジー脳が発動しすんなりと心理描写に添えることができました。

まず絵が綺麗で素敵！花魁同士の許されない恋に葛藤、翻弄されるのがグッときます。取り敢えず綺蝶と蜻蛉が綺麗すぎて…！小説のコミカライズのようで話も分かりやすいです。

原作ありきのコミカライズ作品とあって、ストーリーはしっかりしていたし、絵柄も美麗で読み応えがありました。廓（くるわ）モノなので、受けがロングヘア＆和装だったりで女性に見えるためBＬ初心者でもすんなり入れるんじゃないかなぁと思います。※ちなみに攻めも中盤までは男花魁なので女装です。基本、受け目線で話が展開しますが時折攻めの心情を物語るコマを入れたり、うまいことモノローグを使って複雑かつ繊細な心の襞を表現して、引き込んでいくんですよね。目線や表情ひとつにも、セリフ以上の意味が含まれていたりと読み返してみたら話の厚みを再確認できました。この廓シリーズ、小説版は他のカップリングで何本か出てるので、そちらも是非樹先生の作画で読んでみたいなぁ。。。

なぜか長髪が多くて、どれも女性にしか見えませんでした。