レビュー一覧

基本、オムニバスは嫌いです。大抵もっと読みたいと思う所で終わってしまい、次の作品へ気持ちの切り替えが追いつかなくてしんどいから。同じ理由でこの作品も後回しにしてたけど、読んだらなんか違いました。話は短いけど毎回毎回ちゃんと余韻があり、嫌いな話がひとつもない。するっと読めて、後味すっきり。ちょっと都合良く男同士がくっついちゃう感は否めませんが、私はとても好きな作品です。作者さんの靴屋シリーズか大好きでしたが、今回で表現の幅が広いことを知ったので作者買い決定です。

んー……なんじゃこりゃって感じですね。レビューが良かったんで上手な作家さんだと思って借りたんですけど、期待しすぎてしまった。まずキャラの描き分けができてないんですよ。上巻の一話目、占い師に迫るリーマンと、二話目の農業青年に惚れてるリーマンが同一人物に見えて、実際そうだと思って読み進めちゃったから「はあ？？？」ってなっちゃいました。その後も、黒髪じゃないキャラはみんな同じ顔。女性は睫があるから分かるくらい。話も、やっぱオムニバスなんですよね、短くて物足りない。あっさり恋におちてるんで、本人の葛藤とかもあるんですけど、ページ数がページ数ですからあっさりに感じてしまう。キャラもどっかで見たような造作と性格ばかりで、改めてこの人の本をお金出して借りる必要ないです。上下とも、ＢＬ好きな人ならどこか別の本で見たような話だけです。せめて上巻でやめときゃよかったなー。

みつきに因んだ短編ですが、どれもストーリーがしっかりしています。個人的には幼馴染みの3人が良かった。何度読んでも泣けます。

「今夜、いつものバーで」を読んで、この作者さんにはまってしまいました。上巻はHシーンはほとんどありませんが、ほんわか暖かくなるカプさんたちのお話でした。「今夜、いつもの〜」と違ってポジティブな感じがあって意外でした。

無料サンプルを読んでずっと気になってて、お話しがそれぞれ５話で占い師、農業青年、高校生と父親、ダメ小説家、幼馴染み３人です。一番幼馴染３人のお話しが感動しましたが、少し気になったのが、話の展開が早いのとドタバタが多い？ページ数の関係もあると思いますが、もう少し間を入れたりしたら？キュンするのかと…。でもこれで青山十三さんのファンになりました。他の作品もぜひ読みたいと思います。

作者さん買いで、久しぶりに読みましたが、やっぱりいいですね！短編だけど、どれも雰囲気があって好きです。

どの話も良かったです。最後の話は特に考えさせられました。みつきにいちど生まれ変わるって考えたら、なんだかロマンチックだし、勇気出ました(笑)種明かしのような「約束」があったのがまたグッときました。小夜子が素敵です！

”みつき”をキーワードにした短編集です。占い師と元客、自分はマイノリティかもと思い始めた技術屋と農家、高校生と父親そと同級生（３Pじゃない）、小説家と大学の後輩、幼馴染たちの5編入ってます。幼馴染のお話だけ、もう一つ短編があります。短編なのでどれもあっさりですが、それでもそれぞれしっかりとストーリーがあります。短編集ってそんなに好きじゃないんですが、これはありです！エロ重視の人には物足らないとは思います。

評価が高かったので、借りました。……が、キャンペーン中の上巻で、十分でした。最初の占いのお話も、そんなに心が騒がないし。可もなく不可もなし、という感じです。

すごく良い話を書く作者さんで好きなんですけど、キャラがすぐ叫びがちというかバタバタと落ち着きがなくて勿体無いです。そういう作風が好きな方もいると思うので、これは好みの問題だとは思うのですが。