レビュー一覧

せつないお話です。出てくる男の人それぞれが魅力にあふれ、主人公の気持ちもよくわかるので、何度も読み返してはまたせつなくなってしまいます。もともとこの作家さんは好きでしたが、この作品はその中でも一番好きです。文句無しにオススメです。

主人公の小月の20歳くらいから30歳近くまでがメインですが、小月の小学生の時のエピソードがこの物語の軸になってます。ラストは作者さんの後書きにも書いてありましたが、ありきたりといえばその通りですがやはり小月にはこのラストが良かったです。なかなか一冊ではまとまらないような（過去と現在）に最後に未来がプラスされてたのは 救いがあり 読後感は良かったです。この作者さん独特の 人間関係の視点が好きです。

とてもせつないですが最後はホッとしました。

絵はとても好きでしたが内容があっさりしてましたもっとじっくり人の関わりを読みたかったです

久しぶりに涙が止まらない漫画を読みました。多分…家族問題で悩んだことのある人には何らかの共感があると思います。トラウマと孤独。長い長いトンネルの中を模索する人生。良い事も悪い事もいずれ、何らかの変化を遂げていく…。歳を重ねれば癒されるものではない。誰と出会ったか？で人生は変化しやり直せるんだ、と、思い出させてくれた作品。一期一会。重たいテーマを清々しく、でも生々しく描いている秀逸な作品でした。

宣伝の一コマだけ見ると、インパクトがあるのですが、中味は普通のお話でした。ハッピーなエンディングなのかもしれませんが、あまり心に響かなかったなぁ。

登場人物みんながそれぞれの想いを抱えていて、それでいてゆっくりと丁寧にその過程が描かれていて、途中なんども胸が熱くなってしまいました。さつきに幸せになってほしいです。

読み返すたび、ほろりとさせられるお話です。主人公は生い立ちのせいからか、幸せになるということにあまり執着がないと感じます。生きるエネルギーが弱いというか…。ふっと周りを見渡すと、主人公のような女の子はきっと遠くないところにいるのでしょう。みんなに幸あれ〜と思わずにいられません。

良かったです。小説のようなしっかりしたストーリー。寂しげな表紙が印象的。

重い題材です。家族、離散、友達、不倫、恋人、結婚、妊娠…小月の結婚するまでの人生を描いています。最後に弟が描かれていて、私は虎太郎が元気でやっているかが気になりました。