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絵が大好きな作者で作者買いです。お話もこれまで幸せで。でも、今回の主人公は不憫。好きになった人にただ一人として好きになってもらう、が貴重なことだと思い知らされてしんどい。簡単に人を惹きつけるサイコパスを好きになるとは。でも、最後まで主人公は一日をきちんと始める朝ごはんが食べられているから大丈夫、な気がした。むしろ、サイコ君の方が美味しく食べられなくなってて、こんな因果応報もあるかな、と。彼等のその後はどうなるのかな？また、繰り返しになるのか、別々に進むのか。主人公のためには、新しい方向に向かってほしいです。朝食を絡めてるからか、ドロドロ重くなりすぎず、終始朝の光がさしてます。だからこそ渇いた残酷さがひんやりと肌を刺すお話でした。単話の表紙が中世の怖い絵のようで、なんとも惹きつけられましたが、この表紙はまたこれで暖かそうなのに単話でひんやりが分かるから、空々しくて、怖い。
めちゃくちゃよかった。ずっとテンション低めで、感情の高低がないんだけど、キャラの一人一人が良くて、考え方や台詞も良くて、しみじみしています。攻めは浮気者で優柔不断で流されやすいんだけど、まあ、こういうあほもありかなあと。攻めの奥さんは可哀そうだけど、攻めといても苦しいだけだし、離婚して新しい相手もいるだろうから、これにてハッピーエンドでよし。おまけのこれから先が続きそうなところも良き。
決めつけの少ない設定が素敵な作品だと思いました。ステレオタイプな悪人がいない。もちろん善人もいない。でも日常ってそんなものではないかな。セクシャリティがからむ話だけどメインはそこではない気がする。正義感、かな。愛とかそういう不確かなモノより、人としての正義感とか純粋さとかやわなとことか。
読みながら心に何か引っ掛かるものがありつつ、切なさもあり大人なお話だった。
アンソロで1話目だけ読んだ時は寂しさと絶望感がすごくいいと思ったけど、続きをくっつけて長くなったらイマイチになってしまった。木村も木村妻ももっと掘り下げたら良かったと思う。
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絵が大好きな作者で作者買いです。お話もこれまで幸せで。でも、今回の主人公は不憫。好きになった人にただ一人として好きになってもらう、が貴重なことだと思い知らされてしんどい。簡単に人を惹きつけるサイコパスを好きになるとは。でも、最後まで主人公は一日をきちんと始める朝ごはんが食べられているから大丈夫、な気がした。むしろ、サイコ君の方が美味しく食べられなくなってて、こんな因果応報もあるかな、と。彼等のその後はどうなるのかな？また、繰り返しになるのか、別々に進むのか。主人公のためには、新しい方向に向かってほしいです。朝食を絡めてるからか、ドロドロ重くなりすぎず、終始朝の光がさしてます。だからこそ渇いた残酷さがひんやりと肌を刺すお話でした。単話の表紙が中世の怖い絵のようで、なんとも惹きつけられましたが、この表紙はまたこれで暖かそうなのに単話でひんやりが分かるから、空々しくて、怖い。