レビュー一覧

「この世に贖える罪なんてない…ー」「罪は消えない　だから許すという言葉があるんだ」この台詞が今作品を彩る言葉だと思います。フレデリカは悪人を狩る銀符ですが、正義の味方ではありません。何故なら彼女は悪を生む弱さを憎んでいるから。こんな主人公が彼女の中の「生きる事について」に答えをだすまでの問答が秀逸だと思います。おがきちかさんの別作品「ランドリオール」が好きな方なら絶対お薦めします。エピソード毎に区切りがある冒険ファンタジーですが、是非前作「エビアンワンダー」から読まれる方が良いと思います。前作から伏線を引き継いでいるので、「React」から読むと最後のカタルシスが半減してしまうかもしれません。それでも面白いですが。それに、前作と本作を合わせても計４巻なので手を出しやすいと思います。是非お薦めです！

結末にびっくり！最後を知った上でまた最初から読んだらときめきでニヤニヤしてしまうかも。

前作から今作にかけた伏線がラストで「このシーンはこういうことだったのか！」と合点がいきます。、また同じ設定の長編を描いて欲しいくらい、好きな漫画です。

掲載誌の休刊で宙ぶらりんになっていた前作を引きついて無事完結までこぎつけた続編作品になります。Landreaallをゼロサム本誌で連載しつつ、掛け持ちで隔月刊の増刊誌でとにかく完結第一を目指して進められたため、もともと考えられていた展開や設定の多くはだいぶ端折られてしまったようでそこはとても残念ですが、それでも無事本筋の大事なところはしっかり描き切っていただき、シビアな設定からは思いもしなかったほどの明るい希望に満ちたラストを迎えることができて本当によかったです。ラストのあの人が実は...という大どんでん返しは、注意深く伏線をたどっていたような方々には結構予測できていたようですが、私は謎とか伏線とかあまり深く考察しないで読んでいたため、全然予想していなかったので素直にびっくりしてしまいました。

裁判から途中、まさか、いや、もしかしてと思いながら見ていて、最後にあーー！！となりました。伏線回収もだけど、フレデリカを生かそうと教育した前任者や嫌われながらも守ろうとした人、とてもとても素晴らしかったです。裁判後の神の言葉は成る程とおもいました。

前作のエビアンワンダーもREACTでとうとう完結。今までの旅がここに繋がってたんだな…と。正直、これから先も気になるけど、それはまた別の話。エビアンワンダーを読むなら前作と含め4冊一気に読んでもらいたい。ストーリーもおすすめです。

言うことなしの星5つ。何度読んでもきゅんとしましたー

結構深い漫画でした。引き込まれる人の心の動きの描写！もっと読みたくなります。

このたびはなかなか終われそうにないと思うんだけど。

エビアンワンダーの後編になり、様々なことがわかります。フレデリカがあることに気づき、銀符として契約した悪魔を告発します。言葉は刃になり、読者の胸をも貫きますが、そこがいい。