レビュー一覧

彫刻や香水の名前などの物語の周辺にちりばめられたものが、ちょっとした伏線になっています。そのような場所で、大人なヒロインとヒーローが丁々発止とした会話を繰り広げ、知的な楽しさがあります。物語は、紹介内容の3行目後半から、少しずれているかも、です。

絵が綺麗です。背景画もですが、ヒーローの屋敷の内部の高いアーチ型の天井の細部、ヒロインが通された部屋の家具に至るまで、中世ヨーロッパの内装をかなり勉強されてこの作品に望まれたんだなと思いました。装飾品や香水にしても、作家さんの意気込みが伝わる。気が強くて頭の良いヒロインは好きです。傲慢なヒーローに負けず劣らず、即答で断りを入れるとこなんて、最高です！

侯爵（ヒーロー）大切なことは言葉で伝えないとね。ヒロインの視点でストーリーが進んでいくので、婚約者がいるのに最低男だと思われるわよ。最後、理由を聞いてようやく納得でした。ヒロインが20代後半～30代のバリバリ仕事をこなし、侯爵も恐れないかっこよい女性なので、どんなことがあっても基本冷静。全体的に大人の恋愛になっています。

いがみ合いというか丁々発止なやりとりは凄く大人って感じしますね。ヒーローの婚約者が天然というか幼いのでよりそう感じます。ハーレクインだわ。

クレアが常識人で仕事の出来る自立した女性で良かったです。同姓からみても格好良かったです。最初から話が気になる入り方だったので、購入してスッキリしました。ハッピーエンドってどの話を読んでも良いですね。

背景を含めた絵がキレイで雰囲気があります。ストーリーも大人な恋愛で楽しめました

貴族のヒーローと対等に渡り合えるヒロインがかっこよかったです

歴史ある貴族の館が細部まで丁寧に描かれて画力ある佐々木先生です。15世紀から続く名門貴族の強力なヒーローに対峙するヒロインの力強い魅力も、ヒーロー後継する可愛らしくも危なっかしいサブヒロインも彼女を騙す悪役もよく描けていると思います。でも短い中に二つの恋愛模様なので共に浅くて少し残念でした。

大体話の先はわかっていましたが、とても素敵なヒロインでした。ここまで楯突いた？ヒロインなかなかでした。後は、ハピエンじゃなかったら良かったのに、いつものHQと違ってヒーローと結ばれず、強く生きてくれればいいのにと思いました。無理かー。

カッコいいヒロインがラストちょっとメロメロになっちゃったのが残念～でも恋する女性はそこが可愛い、かな？(#^.^#) このお話でいちばんラッキーだったのは秘書のトニオ君のような気がする←普段どおりに仕事してただけで婚約者getできた。ヒーローなんて、あの手この手で迫って尽くして追い回して……(笑)