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いくつもの物語と複数の転生記憶が交差する構成だがよく整理されていてわかりやすい。世界にまたがる事件の真相を追うミステリーとして面白かった。ロマンスはないも同然。あと欠点というなら、後半語られる善意に満ちた「オリジナルの物語」がいい子ちゃん過ぎて詰まらなく感じたり、真に国を憂いた政治家への回りの返答が抽象的でこれも綺麗事だとがっかり。つまり悪の方に説得力を感じてしまう。王妃の愛人ゲス夫だけはどうしようもなさも共感出来なさも一貫していてその意味でいいキャラだった。
通り一遍のざまあものではなかったので、新鮮な感じで読めました。誰が味方で敵なのか入り組んでいて、ややこしいけど面白かったです。
主人公は誰か?物語の導入でいうならアーシアですが、ほかに主人公格がふたりもいるので群像劇に近い作品だと思います。裏主人公はもちろん名前さえ出ない王妃の前世のゴーストライターの女性。そして信頼していたゴーストライターに裏切られて、自身の作品を穢されて世を儚み、ブルーノ閣下の妻となった女性。他作品なら主人公の前に立ちはだかりトラブルの種になるだろう別れた元旦那・レジェスはびっくりするぐらい存在感がありません笑 やってることはクズの部類に入るのですが、転生者たちに物語を引っ掻き回された被害者ととれる側面があるのも面白い。というか、ここまで異世界転生に前世が絡む作品は初めて読んだかもしれない。元気すぎだろ転生者。現地の人々ではなく複数の転生者が入り乱れる物語なので、好みがけっこう別れると思います。タイトルに騙されて「かるい感じのざまぁ作品かな」と思って手に取ったら、ななめ45度の物語が展開されて驚きました。良い意味でタイトル詐欺です。
別サイトで掲載されているコミカライズを読んで原作を読みたくなり、クーポンを利用してこちらを購入しました。ヒロインの復讐やざまぁだけでなく謎解きも同時進行なので面白いです。前世でのとある出来事から始まった因縁が結末へと集結していくストーリー展開は読み応えがあります。それに加えて挿絵も綺麗で鑑賞に耐え得るレベルなのも良いです。
そもそもの、事の発端が悲しい。その悲しみが癒やされたことに安堵しました。主人公が賢く臨機応変に困難を乗り越える勢いがすごい。理解者が複数いて心強く、浅はかな不倫野郎の存在がどんどん霞んでいきます。不倫とは言え、純粋さもなく葛藤もなく、流されて言い訳して顧みない。王女共々最低さが描き尽くされていて、憤りは消化できます。
コミカライズより。裏主人公が、まあ大変な大罪。まさにその世界での大罪。罪は認めてから初めて悔いるもの。推理小説の後味を久しぶりに感じました。
コミカライズから続きが気になって読みました。伏線回収がよかったですが、最後の王妃が現実に戻ってのくだりは個人的には蛇足に感じました。先生がみんなのハッピーエンドを願ってたからってのはわかるんですが…。他の転生者はそのままなのに何故彼女だけ?ってなりました。
コミカライズの続きが気になり、購入しました。テンポよく話が進み、怒涛の展開に圧倒されました。面白いのですが、ところどころ違和感がありました。国の今後は大丈夫なのか?とか、本を出版するには校正の作業が何度もあるし、そもそもこんな破綻した物語を編集者がろくにチェックもせず出版するか?とか、ディーノ殿下が時間をかけて毒を盛られたのであれば、王宮の医師が気付かないのは流石にどうか?(毒殺など王家なら一番警戒するものの一つでは?)など、おかしいなと思うところが多く、後半、白けてしまいました。前半は楽しく読んでいただけに残念です。
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いくつもの物語と複数の転生記憶が交差する構成だがよく整理されていてわかりやすい。世界にまたがる事件の真相を追うミステリーとして面白かった。ロマンスはないも同然。あと欠点というなら、後半語られる善意に満ちた「オリジナルの物語」がいい子ちゃん過ぎて詰まらなく感じたり、真に国を憂いた政治家への回りの返答が抽象的でこれも綺麗事だとがっかり。つまり悪の方に説得力を感じてしまう。王妃の愛人ゲス夫だけはどうしようもなさも共感出来なさも一貫していてその意味でいいキャラだった。