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レビュー一覧

大手ギルドで10人分働いている超優秀な俺をクビってマジですか?【分冊版】

5点 4.0 2件
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  • 未購入レビューは星の評価(★)の対象外となります。
  • 2025-03-30
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    まず、このタイトルと想定したい読者層はかなり違う気はするので、ちゃんと「亜人・ハーレム」等のジャンルを踏まえてからの方が良いとは思う。ざまぁや没落の要素はあるが、それが作品の主ではない。凄いと思うのが、血の繋がらない妹が兄である主人公の「貞操」を監視する魔道具を兄の自宅に仕掛けてあるということ。兄が(徹夜明けで仮眠していただけなのにそれを理由に大幹部に)クビにされたとき、2人ほどその仕事の出来具合の良さを知っていた女性が(好意を持って)追い掛けてくるが、その2人でも、たまたま助けに入った王女様でも筆下ろしの相手は違い、その後も恥ずかしがるなどの概念はあるが決して貞操観念の強い兄ではないため(ちなみに不貞などの証拠隠しは決して上手くない)、そのことを見越したかのような妹の仕掛け方。でも実際はもう1歩先に進んでいる、というすれ違い方が面白い。基本設定は上級の魔法が一切使えない(使える才には恵まれなかった)が、(かなり冒険者への、裏方に留まらないサポートもしているように見受けられが)ギルド職員としての広義の経験から、それだけの各種技術(書類処理だけでなく、探索から下級魔法の効果的な使い方などまで含む)を持った主人公ということになっている、いわゆるオールラウンダー型である。主人公のスキルは「セイソウ」と本人には伝えられているが、「清掃」ではない。その勘違いもどうかとは思うが、本当にこういう能力を持っているならギルド職員に留めるのは本当に勿体ないとは思う。たとえ10人分の仕事が出来たとしても。そして、そうしたことを知らずにクビにするのはもっと勿体ない。ただ、ハーレムに本当になるのは随分先だろうとは思う。