レビュー一覧

私は甘甘な深井さんが大好物なので、表題作に対して☆５です。義父と息子の表題作、イギリスの貴族と執事、自転車屋さんとシェフ、政治家秘書と政治家の息子のお話が入った短編集。深井さん、イギリスとか政治家秘書の設定もよく書かれているので、そういう意味では深井さんらしい本かも。若干辛い設定の作品もありますが、どれもバッドエンドではないので、バッドエンドやダークすぎるのは苦手という方でも大丈夫だと思います。

義理の親子って設定に惹かれて買ったんですが、ちょっと失敗しました。ゲイ同士の話はダメでした。なんか、最近のBLって、男同士故の葛藤がないですよね。少女マンガの女の子を、ただ男にしただけって感じがします。元妻も、息子がゲイになってもショックを受けてないし。リアリティがなさ過ぎてつまらなかった。

ストーリーがよく練り込まれていて面白かった。この作者さんは現実的な怖さが話の中にチラホラ見え隠れする所が良いなと思う。あと脛毛描いてあるところも。

この作家さんは独特の世界観があって最近借りるようになりました☆エロも妙に生々しいです(〃ω〃)

サンプルの続きが気になって購入しました！大学生息子×35歳義父のお話です。自分の性癖がバレてしまい、家を出るものの、忘れ物を取りに帰ってくるんです。そこで父に引きとめられて、お互いの気持ちを伝い合ってめでたくゴールインです。義父の悩むプロセスが浅かったのが残念で☆－1です。2話目の攻め視点の話は良かったです。坊ちゃん×使用人、車の修理屋さん×工事現場の作業員、政治家の息子×訳あり秘書の話が収録されています。どれも設定が凝っていて読み応えがありました。表題作よりも他のものの方が個人的には好きでした。

絵がとてもきれいでした。コメディかと思っていたらそうではなく、BLならではの繊細さがあるかと思うとそうではなく、しかし、登場人物の過去やトラウマをベースにした恋愛模様が描かれていました。３作目、４作目は話はまとまっていましたが、少し急すぎる展開についていけないところもあり、もう少し焦らし、間があったらなぁと思いました。

義父と母の連れ子の話で、光ってたのは、やはり母。母の武勇伝読みたい。というか、旦那遍歴が気になる。先生の話はどれも長編に出来る。長く読みたい。

作者さん買いです。表題の作品から掲載作品まで、全てが上手にまとまっているので買い得です。

軽く読める短編集と言いますか、作者様らしい半分近く冗談みたいな展開の短編たちですが、両片想いの義理の息子×父、デキる執事×睡眠中に悪戯されちゃうおバカ貧乏貴族、政治家の息子×秘書など、萌えどころは押さえてると思います。これはほとんど読み返していなかった気がしますが、今読んでみると雑ながら味のある展開が作者様らしくて意外にいいんじゃないの、と思っちゃいました。

お友だちとの関係もいいし！お父さんが大人の魅力まんまんでよかったです