レビュー一覧

切ないお話でしたf(^_^; まだ子供だった頃に家族を失ってしまったことで、魂の一部を失ってしまった様に感じながら、愛情に餓え、心の中の空洞と共に、独りで生きて来たヒーローと、両親の死後、里子に出され、そこで出会った少女と姉妹の契りを交わし、共に励まし合いながら女優として生きて来たヒロイン。そんな二人が出会い、恋し合い、そして一緒に住み、愛し合い、求め合う中ですらヒーローが隠してきた過去と家族の秘密。やがて、ヒロインの“妹”の結婚式で、その秘密が姿を見せ始めます(^_^;) そして、一つの事故が呼び寄せる故郷と曰く付きの屋敷。ヒーローにより少しずつ語られ、顕になる苦悩と悲しい過去の出来事。ヒロインが設定年齢よりも大人の女性なのが違和感になりましたし、悲しい事故があったのがヒロインには可哀想ではありましたけど、過去の出来事を一歩引いて大人として見つめ直した、ヒーローと、見つめ直すキッカケを作ったヒロイン共に、エライ！って思いました(*^^*) 最後は終り良ければって感じではありましたが、少し懐の大きな男になった感じのヒーローに、そして、いつまでもそんなヒーローを支えるであろうヒロインに拍手したいと思えるお話でした(⌒‐⌒)