レビュー一覧

さすがヨネダコウさん。はずさないですね。３カップルですが、とにかく雰囲気がいいです。同姓を好きになってしまう葛藤も描かれていて、お手軽ＢＬとは異なっていて、男としての矜持を保ちたい、でもこの気持ちは…といったところの描き方が秀逸です。何度も読み返して、それぞれのカップルの葛藤を楽しめる１冊だと思います。

どきゅんっ！！でした。。表題作以外は☆５つ！！表題作はヤクザってことで、その非、日常性のせいでなんとなく世界観に入り込めなかった。『性を越えての恋愛』に対しての葛藤がなかったのも残念だった…。　よねださんの持ち味ってなんか『日常とノンケ』ってイメージがあって、そのどちらもなかった表題作に親近感がわかなかったのかも。まぁサンプルみた時点で「この表題作は好みじゃない」って気がついていたんですがね。でも「表題作以外によねだ節を期待して…っ！」と思い購入。まぁ期待通りでしたよねっ！『日常とノンケ、そして葛藤』が存分すぎる程あってそれだけでもう大満足！！表題作より他の２作品のほうがページ数が多いのもよかった♪作品の内訳としては『ヤクザと運び屋』が一話完結、後にその後の話が１話収録されています。２作目は『同級生（高校生の恋）攻めがノンケ』で１話読み切り　で、次が『営業×車の整備士（両方ノンケ）』で４話構成。もうどの作品も純粋さや漢らしさがそれぞれあってかっこよすぎだっ（鼻血）あと整備士が自分が女役をやる事に対して抱くささやかな葛藤もなんかリアルで良かったです。読んで損なし！

『どうしても触れたくない』がとても好きで、作者買いです。3つのお話が入った短編集です。　…が、どの話も短編とは思えないボリュームで、改めてこの方のセンスに脱帽です。　表題『NightS』　はヤクザとか運び屋の話ですが、ハードボイルド的ヤクザ系ではなく、やはりヨネダさんお得意の大人の恋のお話です。50P程のお話ですが、短く感じさせないボリュームがあり、巻末に8P程の後日談があります。　『感情スペクトル』　友人をじっと見つめる隣のクラスの男子が気になり、「好きなら協力してやる」と声をかけ…的な高校生のお話。40P程でよくまとまったさわやかで軽めのお話。　『リプライ』　は車のディーラーで働く整備士（営業嫌い）と、営業（仕事ができて笑わない）のお話。前後編+αとなっていて、前編は整備士目線、後編は営業目線です。これが一番長いお話になっていて後日談合わせて約130Pあります。　『どうしても触れたくない』は泣ける名作でしたが、『NightS』は、ヤクザ系から高校生まで1冊で3作楽しめてオススメです。ストーリー重視派にはぜひ！絶品の作品集になっています。

ハズレがない、っていうよりどうやって毎回ここまで大当たりを作り出すんだろうって位に面白い。しっとりとエロいし台詞のひとつひとつが綺麗で。ヨネダさんは見下ろす視線の描き方が素晴らい。投げやりな哀しい自信に満ちた自嘲的な目線で実に色っぽい。

短編集です。が！もー、どれもこれもすごく良くて、短編なのが惜しい作品ばかり。恋が成就して、もっと続きが読みたーい！というところで終わりですが、最後に後日談もちろっと載せてくれてるので、良い具合に収まってます。でもそれぞれの作品を、それぞれ1冊分読んでみたかったなあ。とにかくオススメ。

表題作のマサキには女でもグッときます！囀る鳥と雰囲気が少し似てる、ヨネダさんの独特な受けにドハマリです。他の二つの短編は全然雰囲気が違うけれど、これもすごく良かった。全くもってハズレなしです。NightS続き見たさに同人誌まで買っちゃいました。マサキ､､､やばい､､､。

なんてお得な１冊なのか・・・！と思わされるほどのデキです。笑　それぞれにぞくっとくるシーンがあり、うわぁっ！となるシーンもあり。だいたいオムニバス３本とかいうとそれぞれに物足りなさが残るんですが、この本に関してはないです。もちろん、この中からまたお話が続いてくれたら泣くほど嬉しいけど。まったく違う世界のお話が３つ。本当に幅の広い作家さんだと思います。

絵とストーリーがここまでレベル高い方は稀ではないでしょうか。素晴らしいです。表題作は最後の最後でどんでん返しで受けのビジュアルがガラッと変わるのですが、その姿にここ数年で一番萌えました。後日談も良くて満足です。続きが読みたい…。真ん中の高校生の読み切りはほかの方もおっしゃってた通りありがち王道…悪くもなく良くもなく。ヨネダさんはこういった短ページ読み切りよりしっかりした長編の方が向いてるのかも。最後の営業×整備士の話はページ数がたっぷりとられていて大人なストーリーでとっても面白かったです。ヨネダさんの描かれる、表情やテンションが静かなキャラの色気はとんでもないです。エロもちゃんとエロいから消化不良にならないし、本当に大好きな作家さんです。今連載されてる「囀る鳥は羽ばたかない」もすでにコミックスを購入して読み込んでますがレンタさんでリリースされたらまた購入しようと思います。こっちの方が大きな絵で見れるので(*^_^*)お勧めです。

整備士、という言葉に思わず反応して購入しました。 表題作は、失礼ですがイマイチでした。短すぎるのかな？中途半端に感じました。 もう１作の高校生の話は、青春だなー、的な微笑ましさを感じました。 そして、肝心の営業と整備士の話ですが。 今までこの職のＢＬは読んだ事がないので、新鮮でした。 でも自分が同じ職なので、エンジン異音の原因をついアレコレ考えたり、 どうでもいいような細か～い矛盾を見つけてしまったり、 内容にあまり関係ない所が気になる気になる。 そんな感じで、１回目は内容がほとんど頭に入りませんでした（バカですね）。 ２回目はそこを気にしないように読んだんですが、 やっぱりどうしても、全力で関さん（整備士）目線で読んでしまって共感しまくり（笑） 今まで職業モノって特に気にせず読んでたんですが、よく調べられてるんだなぁ、というのがよくわかりました。 そういう事も含め、この作者さんは人の心情の描き方が本当にお上手だと思うので、★は５つです。と言いたいところですが、表題作の中途半端っぷりがどうにも引っかかったので、★４つで。

ヨネダコウさんのファンの一人です。相変わらず、感情表現、間の取り方などが上手な方だと思いました。それと、男っぽく描く作品や年齢も大人の作品も多いし、男の色気も出し方も上手なので好きです。しかし、今回の作品は（技術力は相変わらず良いのですが）ストーリー内容が好きではなかったかな。珍しくキュンと来る作品があまりなかったような気がします。ヨネダコウ作品は、短編より長編の方が味わいをより出せる方だと思いますが、、最後の作品に関しては、少し退屈に思えてしまいました。あくまでも個人的な意見なのでお許しください。今後の作品に期待を込めて４★にします。