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お互いがお互いのことを大切にしていてるんだけど、ずっと2人の危うさがあって切なかったです。家庭環境のせいで自己肯定感死んでる受と自分の気持ちを押し込んでる攻でしたが、最後には2人なりに前を向くことができてよかったです。読んでよかったと思いました。
本当に久しぶりにこんな優しくて繊細な物語を目にしました。最初は少しミステリーの色合いもありましたが、詩乃の記憶が取り戻されるにつれて、謎も徐々に解かれていきました。昨夜から始めて、一気に読んで止まらなかったんです。気がついたら、朝の太陽まですでに昇っていました(笑)
まるで映画を1本観たようなお話でした。タイトルも驚きますが、話も過去を振り返りながらなぜこうなったのかと気になってサスペンスのようにどんどん読み進めてしまいます。明るく振る舞っている陰で詩乃の生い立ちや心の傷からくる怯えや繊細さ、柏木の過去や心情が事細やかに書かれていて、不器用ながらお互いを想うあまり共依存のように落ちていくふたりが、切なくて苦しくてずっと重いです。最後でやっと浮上できました。ここまで登場人物のトラウマや感情、心の葛藤が細やかに書かれている作品は久しぶりで、今は一般文芸でも活躍されている大先生方を彷彿とさせます。何年後かの詩乃と柏木の話も読んでみたいです。
久しぶりにBL小説を読みました。大学生同士の瑞々しい恋のお話。繊細で優しいストーリーですが、それでいて、『生きていて人と価値観が合わなくて虚しいと実感する時ってあるよね…』と、リアルに共感出来る作品です。受けも攻めも、不器用で優しい人柄で好感が持てました。周りを固める他キャラも、良い意味でも悪い意味でも人間味があって良い。人間模様+BLという感じで、ずぶずぶのBL作品!というわけではないのですが、キャラ同士のやり取りがとても自然で、熱っぽい雰囲気が伝わる絡みもあり、私はとても大好きです!先に紙媒体で手に取ったのですが、電子版の書き下ろしがどうしても読みたくてそちらも購入してしまいました。攻めが受けに恋する経緯がより詳しく分かるので、欲を言えばこちらも本に入っていて欲しかったです…。でも、そちらを差し引いてもとても良かったので☆5です!
ちょっと衝撃的なタイトルですが、内容はとても優しいお話。臆病な男子大学生の成長の物語で、心情が本当によく伝わってうなづいたり切なくなったり。どんな人の中にもまともさとヤバさが紙一重で存在してるんだなと思い知らされました。BLのくくりの中にとどまらない、なかなか貴重な本。
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お互いがお互いのことを大切にしていてるんだけど、ずっと2人の危うさがあって切なかったです。家庭環境のせいで自己肯定感死んでる受と自分の気持ちを押し込んでる攻でしたが、最後には2人なりに前を向くことができてよかったです。読んでよかったと思いました。