レビュー一覧

面白かった！！！表題作は高校生グループの中の英士と悦也の話で、もう一つは同じグループメンバーのほとんど表情を変えない公吉とお笑いを目指す鈴木のお話です。やっぱり私は表題作のLOVE的が好きです。攻めが受けを好きで好きでしょうがない感じと、必死に抵抗するも恋に落ちていき、最後は潔い受けがいいです。みんなでバカやってやんちゃして・・ものすごくリアルな今時高校生が眩しいです。一つ一つのセリフや行動が本当にリアルでうまいなぁと惹きこまれます。Hに辿り着くまでのお話で最中の描写はないので、エロ重視の方には向かないかもしれません。正直Hシーンも見たかったなぁと思いますが、表情やキスだけでも十分エロいです。何と言っても二人とも男前でカッコいい！！おすすめです。

石原理氏、大好きでありました。最近お目にかかることがなかったので、嬉々としてポチしたのですが・・・違う、何かが。いや、男の子達はかっこいい。色気もある。だがなんだろう、あえて言うなら情緒みたいなのがない。気がする。キュンが足らんと言うか、なにせ皆、テンション高過ぎ。全体的にガチャガチャと賑やかしく、それが若さの現れなのかもしれないけど、ただやかましいだけに見えてしまった。とてもとても残念です。辛口でごめんなさい。

とっても面白いです。表題作、可愛くて大好きなお話です。高校生のお話ですが、会話の内容やテンポがとてもリアルです。悦也という受けの名前について「悦の字がエロいよなあ」とか話していたり、教室掃除しているのに雑巾を使って野球になっちゃったり、「そうそう、この年代の男子って子供っぽくってくだらないことでバカ受けしてて、こういう感じだったよなあ。でも楽しかったよなあ」と、はるか昔を思い出して遠い目をしちゃいます。両想いにはなりますがエロはありませんのでそういうのを期待するのではなく、高校生の男の子の楽しくておバカな会話そのものに萌えを感じられる方にお勧めです。

作者買いする作家さんの一人です。主要人物が全員『男前』でおなじみの石原先生ですので、10年後くらいにいい男に育ってそうな男子がゴロゴロ出てきて、毎度のことながら萌えましたw　　今時のリアルな男子高校生というより、石原理さんが作り出す独特の青春のなかに浸れる良作だと思います。表題作はもちろんおもしろかったんですが、欲をいえば公吉×大野先輩を見たかったなぁ。公吉すごくいいキャラでしたw　　この作者さんの世界観が好きな人なら問題なく楽しめる１冊だと思います。

上から目線の言い方ですが、石原先生絵も話も洗練されましたね。昔のコミックも追っかけていたせいか、石原作品＝まなざしと雰囲気で全てを語る・・みたいに思っていたのですが、この作品はちゃんと言葉で「好き」という気持ちや戸惑う気持ちを相手に伝えようとしていました。それがすごくリアルな現代の男子っぽい。絵もすごく躍動的で綺麗です。進化したんだなぁと感じました。でも男子集団の猥雑さとか受を追いつめる肉食系男子の色気とか、昔からの石原節が効いていて、一冊でお腹いっぱい。一発無期限でもすごく満足でした！

表題作大好き。高校生の英士×悦也。コメディタッチなお話で、DKがアホなことをやっているのですが、ふざけている中で時々英士が男前にみえます。悦也は流されるだけでなく抗うところがいい。自転車から飛び降りるシーン好きです。後半のコーキチの話もいいのですが、ややコチャコチャし過ぎなのと、少しだけノリについていけなかったのと、自分的にはコーキチ×大野先輩がみたかったので残念。

本当に現実にいそうな高校生の男の子達を、うまくＢＬにしてる感じですね。展開としては何があるわけでもなく、ただバカやって騒いだりしてる日常の中で、親友だった相手を徐々に意識していって・・・みたいな話でそれだけみるとすごく王道なんですが、とにかくさっぱりした男の子達なので、ウジウジ感とか暗さは一切なく、ＢＬにありがちな受が弱々しいパターンもありません。ただそれゆえにエロやキュン度も低め。なので切ない話とかエロ重視な人にはオススメできません。私自身も、話自体はやや淡白で物足りないなーと思ったのですが、絵といい、やんちゃな雰囲気といい、このリアルさは他では見れない気がしたので星４つにしました。

高校生男子の恋愛というか、友情を描かせたら、石原理先生は一番だと思う。乱雑で、繊細な感情の揺れが最高です。

表紙より中身の絵の方が良い。絵は上手いしキャラもカッコいいけど心理描写が少ないのでストーリーが浅く感じます。

先生の作品としてはなんとも普通の高校生でした。友達から好き好き迫られて最後絆されちゃった話。無表情の彼の話も変わってて面白かった。