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ミュリエルの婚約者のルカスは悪魔のように残酷でした。聖霊結晶を奪うためにミュリエルを騙していたとは。恋に目が眩んだミュリエルは突き進んじゃったんですね。そして聖霊の手で無残な最期を迎えてしまいます。巻き戻ったミュリエルは同じ目に合わないようルカスより先に聖霊のユーゴを呼び出します。ユーゴを見て狼狽えるルカスに、密かにざまぁ。ユーゴはルカスがなんでミュリエルを騙して聖霊結晶を奪おうとしていたのかを知っていたんですね。その理由に腹を立てたミュリエルはルカスの復讐に手を貸します。そんなミュリエルがカッコ良かったです。おかげでルカスは憑き物が落ちたみたいでしたね。結果、ユーゴとルカスに迫られる羽目に。面白かったです。

絵は良し。ただし、精霊が精霊時バージョンの長髪時の造形が安っぽい。また、ストーリー的に婚約者が狙っていたことを実行すると考えると、冒頭の婚約破棄が必要だったのか、など、婚約者が何をしたかったのかわからない。読後は置いてきぼりになったような感じです。