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変わり種怪奇ファンタジーでスコスコのスコなのですが、一見すると退治物、蓋を開ければ死印のような怪異に成った故人や人の恨(ハン･無念や確執、強い思い)を晴らしてやるという血みどろで何処か切ない温もりを含んだ韓国巫堂漫画ですが、日帝のやらかしと反乱軍として処された黒巫のヒロインの父親、何かタコ足が有ると描写されるCoC感があるヒロインのトケビ、主人公の小説家の恨と怪異ホイホイ体質の由来、業、社会的に消されたヒロインちゃんの恨とその因縁、そして寄り憑いたトケビの正体など謎だらけです。そして次巻は済州の海女島の奇妙な厄除の形代流しと鮫公主(サメ姫様)の謎が楽しみです。あとラストのオマケで稗田〇二郎がチラと出た。あのたらし太宰が知人らしい主人公の元ネタは泉鏡花だろうか。一方売れっ子と似た雰囲気と経歴の名前に反して売れてない主人公の作品内容は、カルト的人気を博したどっかで見た伝説のグロゴアスプラッタ怪奇談ばかりだが…｡

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