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思春期の多感な時期に出会った2人が強く結びついた瞬間を閉じ込めた作品。読み終わった後感情のやり場に悩みました。絵や話に癖はありつつも表現はいやらしさなく誠実でよかったです。
心がギュッとなりました。1冊で収まってるのがすごい。
良質な小説のような漫画でした。泣くに泣けないほど悲しいことがあっても、毎日明日へ歩くしかないひとがいる。どこか途中で突然歩く道が途切れるひともいる。見失うひともいる。この作品を読んで良かったです。
すごい名作に出会ってしまった。村瀬も淀井もあんまり居場所をうまく見つけられなくて、お互いに欠けているものを補うみたいに仲良くなっていく様子が丁寧に描かれる。学校や友達たちの関係性も手触りがあって、リアルで自分の学生時代を思い出す。すごくうまい絵ではないんだけど、景色の美しさや光のきらめきが見える。圧巻だったのは最後の送る言葉で、何度も読んでないてしまった。美しい詩みたいでもあり、映画みたいでもあり純文学みたいでもある。すごい作品。
あるお笑い芸人さんが紹介していて呼んだらジャンルとしてはBLとなっていました。でもそういう枠は越えてるなと思います。神も仏もないってセリフが出てきてほんとその通りなんだけど、でも村瀬にとって淀井は神だし仏でした。泣きました。
自分の価値観がおかしいのだろうか……?本日某番組の某芸人が激推ししていたので気になって衝動買いしました。皆さんラストで涙腺崩壊しているようですが(芸人達もそう言ってました)泣き所分からず……。多分、センチメンタルになれないタイプの人間には少々難しい作品なんだと思います。ラストは感動というより、「え?!終わり?!なんで?!」でした。なんだかモヤモヤした終わり方で凄く不完全燃焼感。けどおそらくそれが刺さる作品なんだと思います。この作品を美しいと思える感性が羨ましいです。自分の小汚ねぇ感性では無理でした。
読了後はツラくて、しばらく立ち直れないです…でも、美しいニ人の関係は永遠だと感じます。ほのかに“バナナフィッシュ”を彷彿させました。(漫画を漫画で例えちゃう笑)
素晴らしい。まるで純文学のようで、心にズシンときました。この漫画が評価される時代・国に生まれて良かったなぁと。Rentaさんのようなネットで漫画を売る業界の方達は、無駄に何話も引き延ばして課金させる心にも記憶にも残らないファストフードみたいな漫画を推すのが最近の流れになってるみたいですけど、是非ともこういう上質な作品も推し続けていって欲しいです!私達絶対買いますんで!!推してくれてありがとう、この作品に出会えて幸せです。
作者の南寝氏は、大切な大切な人との別れを経験されたのかな。読後の惜別感、透明感が半端ない。
もらい事故からのトラウマや、父親の死とその後の家庭環境、そういう自分ではどうにもできない運命や宿命といったもののなかで、傷つき悩み苦しんでいた2人が出会い、お互いを必要な存在としていく、その過程がとても丁寧に繊細に描かれています。また、ふたりが出会う前の村瀬と淀井、それぞれの視点から見える世界を描くことによって、思春期の危うい揺れ動くちぐはぐな感情を抱えるふたりを、作者様はより深く、本当に大事に描いているように思います。であるからこそ、最後の突然の別れには衝撃を受けました。それもまた自分ではどうにもできない運命によって引き起こされるという。淀井の痕跡を、心の中でよどい、よどいと叫びながら掘り出そうとする村瀬に涙が止まりません。BL漫画のカテゴリーに入っていますが、その枠を超えています。BL漫画とすることで読者を狭めているとしたら、本当にもったいない。心に突き刺さる名作です。たくさんの人に読んでいただきたいです。
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思春期の多感な時期に出会った2人が強く結びついた瞬間を閉じ込めた作品。読み終わった後感情のやり場に悩みました。絵や話に癖はありつつも表現はいやらしさなく誠実でよかったです。