レビュー一覧

この二人の物語をまた読めて嬉しかったです。前作の3冊と同じく事件と恋愛の2つを一緒に楽しめて満足でした。

この巻では相合傘が何度も出てくるのだけど、表紙を見直してみるとスイーツてんこ盛りの傘ですよ。 甘い! 　スパダリの音喜多は相変わらず素敵だし、変人だけど可憐な久嶋も相変わらずで、更に心の成長が良き。　　電子おまけでは、いつも久嶋が食べるのを見るだけで幸せだった音喜多に、ついに一緒に食べる幸せが!　 2時間並んだ甲斐があって良かったね～とにっこりしてしまいます。同棲までまだまだハードル高いけど、ずっと続いてほしいです。

投資詐欺、USB盗難、遺産相続をめぐるトラブルに巻き込まれた九嶋と音喜多。事件を追いながら2人の関係（主に九嶋の気持ち）がじわりと進む。音喜多をがっかりさせたくないとつぶやく九嶋には、感情面に明らかな「成長」が感じられ、読者としても気長に見守っていきたい。どうやら、九嶋が急いで米国に戻る様子はなさそうで、これにも一安心です。是非。

相変わらず、仕事そっちのけで久嶋のことばかり考えている音喜多。久嶋は久嶋なりに、音喜多の期待にそれなりに答えようとしているかな。